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東京金融取引所がFXの清算業務に参入

【著者】

個人投資家に与える影響は?

8月11日の日経新聞で『東京金融取引所がFXの清算・決済業務に参入』と報じました。
(参考:東京金融取、FXの清算業務に参入 取引全体の安定確保

これにより、為替相場が急変動してもFX会社から取り次いだ取引を決済し、取引全体の安定に繋がるのだという。
これは、金融取がインターバンクの一角を担うことになるということでしょうか。

これにより、個人投資家にとってはスプレッドの安定・手数料の抑制にも繋がる可能性があるとのこと。

金融取引所のHPを見てみると、FX取引のクリアリング検討会が行われるようで、これには「くりっく365」取引参加者を中心とする主要FX業者とマーケットメイカーが参加することになっています。

FX取引のクリアリング検討会メンバー

FX業者:インヴァスト証券、岡三オンライン証券、カブドットコム証券、住信SBIネット銀行、マネースクウェア・ジャパン、マネックス証券

カバー先金融機関:コメルツ銀行 東京支店、ゴールドマン・サックス証券、野村證券、バークレイズ銀行 東京支店

オブザーバー :一般社団法人金融先物取引業協会
(出所:東京金融取引所)

筆者のメインFX会社であるヒロセ通商に問い合わせてみると、現時点では検討段階なので明確な回答はできないとのこと。

取引所の目的としては、サービスの向上というよりはリスクヘッジという意味合いが大きいと考えられる為、スプレッドの更なる縮小や約定能力の向上などの顧客へのメリットがあるのかは不明だそうです。

まだ、検討会が立ち上がった段階なのでもっともなご回答です。

個人投資家にとっては、このような機関がFX取引の安定的な流動性確保と業者側のリスク管理態勢強化に動くことは好ましいことではないでしょうか。

第1回検討会は8月30日ですので、来年か早ければ年末ごろには具体的な道筋が見えてきそうです。

児山将|みんなの外為スタッフ

児山将

みんなの外為で記事を書いています。 大学生の時からFXを初めて6年以上。FXの楽しさを伝える為に、みんなの外為を盛り上げていきます。初心者の方でも分かり易く学べるように、難しい専門用語やマーケットの説明、FX業界について記事にしていきます。 みんためのTwitterでもつぶやき中!