【東京市場】ドル買い円安優勢、日本GDP好結果など背景に

 ドル円は朝からしっかりの展開。週末の豪総選挙で事前見通しに反して与党保守連合が勝利し、朝から豪ドル円での買いが入ったこと、8時50分に発表された日本の第1四半期GDPがマイナス予想に対して、前期比+0.5%と、予想を大きく超える強めの数字となったことで、リスク警戒の動きが後退したことなどが背景に。
 日経平均が寄り付きからプラス圏で、午前中は上げ幅を拡大する動きなども見られたことで、ドル円は先週末のNY市場での高値110.19円を超えて110.32近辺まで上値を伸ばす展開となった。もっとも、中東情勢緊迫化を受けた原油高の動きや、朝の日本のGDPの好結果が輸入減などによる内訳的にはいまいちなものであったとの懸念などが重石となり、午後は少し頭の重い展開となって110円10銭台での推移に。

 豪ドルは選挙結果を受けて買いが強まった。事前の各種世論調査では最大野党労働党がいずれも僅差ながらリードしており、市場は政権交代を意識していた。しかし、週明けの時点で与党の勝利が確定。その後過半数確保が確定し、豪ドル買いが広がった。対ドルで0.6960近辺で先週末の取引を終え、週明けは0.6890台に上昇してスタート。過半数確保を受けて0.6938近辺まで上値を伸ばす展開となった。

 ユーロは1.1151と直近安値を若干割り込む軟調な地合い。3日以来の安値である1.1151まで値を落としたが1.11台半ばの買いを崩しきれずもみ合いに。今週の欧州議会選挙を前にフランスの世論調査で極右国民連合(旧国民戦線)が支持率でトップに立ったことなどがユーロの重石に。

minkabuPRESS編集部山岡和雅

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」すばる舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香ビジネスなど メールマガジン「外国為替ディーラーの心の中」( https://www.mag2.com/m/0000094647.html )を毎営業日朝に好評配信中