ユーロ下落、今宵は米国雇用統計(9/4)

昨日からの流れ

昨日はECB理事会では市場の想定通り、政策金利は据え置きとなったものの、ドラギ総裁の記者会見にて2017年までのインフレ率、成長率予測が引き下げられたことから、ユーロが急落する動きとなりました。その後に発表されたISM非製造業景況指数は市場予想を下回る結果となりましたが、市場の反応はその前にユーロの大きな変動があったこともあり、限定的なものとなりました。内訳の雇用指数は若干の低下となり、雇用統計への期待を押し上げる材料とはなりませんでした。欧州時間に発表された英国のサービス業PMIは市場予想を下回る弱い結果となったことも重しとなり、ポンドは上値も重い推移となっています。

本日の注目材料

本日は米国時間に米国8月雇用統計の発表が予定されています。非農業部門雇用者数、失業率に加え、賃金の上昇率に注目が集まります。先行する新規失業保険申請件数は安定推移を続けており、前哨戦となるADP雇用統計は市場予想を下回ったものの、前月よりも増加しており、大崩れは想定しにくいですが、ISM景況指数の雇用指数では製造業、非製造業共に低下となっており、波乱の可能性も少なからずあると考えられます。いずれにせよ、発表前後は上下に大きく触れることが想定されるため、ポジション調整等のリスク管理はしっかりと行うことをお勧めします。

また為替相場への直接的な影響はそれほど大きくないとは考えられますが、週末にかけてはG20の開催が予定されているため、週またぎのポジション保有される際は一応警戒が必要です。

本日の予定

中国市場休場
G20財務相・中央銀行総裁会議
15:00 独7月製造業受注
15:45 仏8月消費者信頼感指数
21:10 ラッカー米リッチモンド連銀総裁、講演
21:30 米8月雇用統計
21:30 加8月就業者数
21:30 加8月失業率
23:00 加8月Ivey購買部景況指数
23:00 ノボトニー・オーストリア中銀総裁コメント機会

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト