FXコラム

Q&A:トレードにおいて、時間や日柄はどのように考えればよい?

【著者】

:テクニカル分析において、時間や日柄が考えられています。1週間の営業日が5日とすると、1カ月は約20日になりますので、ボリンジャーバンドの20日などがあります。また、一目均衡表、MACDの26日などもあります。その意味で、デイトレードではテクニカル分析のパラメータは日足と異なるものを設定したほうがいいでしょうか。

また、FXのデイトレードにおいて、時間はどのように考えればよいのでしょうか。FXは24時間取引なので、株の9時ー15時とは違います。株のデイトレードでは寄り付き、大引けの30分が勝負どころと聞きました。

日柄では、1日、1週間(5日)、1カ月(20日、25日)、3カ月(60日、75日)、1年(200日、250日)などは、それ位の時間枠単位で取引する人たちや、評価される人たちが多いので、それなりに意味があると思います。

また、ボリンジャーの20や、一目均衡表の9や26など変更不可のものを除いて、MACDの9、12、26、モメンタムの25、RSIの6、8、9、14、ストキャスティクスの5、9、14、フィボナッチの3、5、8、13、21、34、55、89などは、それぞれに意味があるのでしょうから、とりあえずは敬意を表し、パラメータとして試してみればと思います。

そこで、日足ならばこれ、時間足はこれ、5分足はこれと、違うものを用いても問題ないと言えます。なぜなら、その時間枠で最も影響力のある人たちの行動パターンを反映している可能性があるからです。

相場では値動きが絶対です。テクニカル指標はいわば自転車の補助輪でしかありませんので、値動きが見えやすくなるものなら、何でも、どのようにでも使っていいのです。柔軟に利用してください。もっとも、ポジションを持った後のパラメータの変更は、当初の根拠が揺らぐことになりますので、お勧めできません。

FXは通貨の交換トレードですので、24時間いつでもトレードできます。一方の株式は、日本株なら基本的には9時ー15時ですが、機関投資家同士の大口時間外取引も可能です。また「くりっく株365」などでは、ほぼ24時間の取引が可能です。

参照:「くりっく株365」とは
http://www.click365.jp/cfd/about/index.shtml

それでも、日本株のトレードでは9時ー15時の最初の30分間と、最後の30分間、またランチタイムの前後が「勝負どころ」のような値動きをします。つまり、多くのデイトレーダーたちが、ヨーイドンと走り始める時と、ゴール間近で、ポジションの造りや手仕舞いが行われやすいからです。

同じことはFXトレードにも当て嵌まります。FXトレードでも、外為銀行のディーラーたちがヨーイドンと走り始める時と、ゴール間近の時間に、「勝負どころ」のような値動きをします。典型的には、東京時間の9時前後、16時~18時、21時~22時、3時過ぎといったところでしょうか? これは外為ディーラーたちの大半がデイトレーダーで、極東、欧州、米州市場の始まりと終わり頃の時間が、上記の東京時間に相当するからです。

これらの時間帯が近付くと、それまでとは全く違う値動きになることがありますので、日頃から注意を払っていた方がいいと思います。

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矢口 新

矢口 新

大学卒業後、国内外の大手証券会社にて為替、債券のディーラー、機関投資家セールスを勤めた後、株式会社ディーラーズ・ウェブを創業(2002年5月~2013年5月)。2013年4月まで同社代表取締役社長。