フォーワード(先渡し)トレード

前々回のスワップポイントの項で、通貨の金利差を利用したトレードについて述べると述べた。

2014年1月20日時点の豪ドル日本円スワップポイントは1日0.0063円だ。1年で2円2995銭となる。これはスポット価格91円47銭の2.51%に当たるので、日豪1年物金利差は2.51%だと分かる。金利差をスワップポイントという価格でやり取りしているのだ。
実際に1年物金利を適用するかは知らないが、基本的な考え方は、こうなる。

スワップポイントの仕組み

豪ドルと円の先渡し取引で、豪ドルのディスカウントが0.0063ポイントの時、日豪の金利差が広がると思えば、スワップポイントも広がることになるので、ディスカウント幅が0.0064に動く方向のトレードを行うことになる。また、豪ドル円の為替レートが91円47銭の時、分母である豪ドル円が上がると思えば、分子のスワップポイントも大きくなることになるので、やはり0.0064に動く方向のトレードを行うことになる。

こうしたトレードは上記のように0.0001ポイントをやり取りするトレードなので、利幅は小さい。しかし、小さいと言ってなめてはいけない。利幅が小さく、リスクも小さいからこそ、大量の資金を使うものなのだ。仮にスポットディーラーが1銭のやり取りをするとすれば、フォーワードディーラーは100分の1銭をやり取りするともいえる。
このことは、100倍の資金を使うことも意味している。スワップポイントを扱うフォーワードディーラーの動きで、スポット為替レートが大きく動くこともあったのだ。

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矢口 新

矢口 新

大学卒業後、国内外の大手証券会社にて為替、債券のディーラー、機関投資家セールスを勤めた後、株式会社ディーラーズ・ウェブを創業(2002年5月~2013年5月)。2013年4月まで同社代表取締役社長。