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世界の旅行者満足度ランキング、東京がトップ

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外国為替マーケット情報|2014/05/22

4月の訪日客数は前年同月比33%増の123万1500人と2カ月連続で過去最高を更新した。東南アジアの伸びが目立つ。フィリピンからが前年同月比2.3倍、タイが65%増、台湾が30%増と、いずれも最高を記録した。前年落ち込んでいた中国からの入国者数は90%増に回復した。

日本百貨店協会によると、4月の訪日客の免税売上高は5割増と、初めて単月で60億円を突破し過去最高を記録した。2013年度の免税売上高は384億円だったが、2014年度は500億円に達する見通し。

2020年に訪日客数2千万人という政府目標達成に向けて、宿泊施設や交通網などインフラの充実が課題となってきた。訪日客2千万人時代に対応するには都内で1万室以上の客室が足りないという。貸し切りバスは2012年度末で4万8135台。2008年度に比べ5%増えたが、訪日客は2013年度までの5年間で2割増えた。通訳ガイドは2013年4月時点で1万6779人。訪日客1千人に1人の割合にとどまるという。

一方、米ウォールストリート・ジャーナル紙は、旅行サイト運営会社トリップアドバイザーがまとめた世界の旅行者満足度ランキングで、東京がニューヨークやバルセロナを抑えてトップとなったと報じた。

東京は16項目のうち13項目で上位10位以内にランクインし、うち「人々の親切さ」「タクシーのサービス」「街の清潔さ」など5項目でトップとなった。

東京は「総合的な満足度」では9点強を獲得したが、「コストパフォーマンスのよさ」では7.02点と16項目の中で最も低く、同項目では全体の20位だった。「観光やアクテビティに関する評価」は8.76点で13位だった。

参照:世界の旅行者満足度ランキング、東京がトップ
http://realtime.wsj.com/japan/2014/05/21/世界の旅行者満足度ランキング、東京がトップ

「コストパフォーマンスのよさ」は為替レートにも大きく左右される。円安により訪日滞在コストや、日本での食事、買い物のコストが下がれば、これまで弱点だった「日本は高い」が、今後も解消していく。旅行収支の改善がもたらす景気浮揚への効果が、目に見えたものとなってきた。

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矢口 新

矢口 新

大学卒業後、国内外の大手証券会社にて為替、債券のディーラー、機関投資家セールスを勤めた後、株式会社ディーラーズ・ウェブを創業(2002年5月~2013年5月)。2013年4月まで同社代表取締役社長。