ユーロ/米ドル、ヘルシー・コレクション(=健全な調整)の時間帯に突入か

【著者】

ここもと強気基調が続いていたユーロ/米ドルですが、今週に入り、ECB理事会メンバーらによるユーロ高牽制発言等もあり、足もとではやや下押しフロー主体の相場展開となっています。
以下、ユーロ/米ドル・週足・スパンモデル®+26週ボリンジャーバンド(以下、BB)+パラボリック+ストキャスティクス(スロー)につきご覧ください。

上図チャート(上部)では、
1) 26週MA(26週移動平均線)が右肩上がりであること、
2) BB・±2σラインが一旦収縮(スクイーズ)後、拡張(エクスパンション)しつつあること、
3) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の下方に位置していることから、週足レベルでのユーロ/米ドルは、依然上昇トレンド主体の相場展開が継続しています。

一方で、逆張り系オシレーター指標であるストキャスティクス(スロー)では、2本の線が80%ライン付近で交差する【デッドクロス】が示現しつつあることが分かります。(上図赤色点線丸印)
過去のパターン分析をしてみると、ストキャスティクス(スロー)の2本の線が80%ライン付近で交差し、その後に右肩下がりとなる【デッドクロス】時では、その後下降モメンタムがある程度強まる結果となっています。(上図青色丸印)

また、ローソク足の形状が上ヒゲの長い【上影陰線】、いわゆる【トンカチ】となっており(上図黄色矢印)、当該メルクマールが出現した場合は一般的に反落することが多いと言われています。

これらを総合すると、18日時点のユーロ/米ドルは、上昇トレンド相場における健全な調整(=ヘルシー・コレクション)の時間帯であることが想定でき、当面の下値メドはBB・+1σライン(≒1.2000ドル)付近と見るべきでしょう。

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津田 隆光|マネースクエア 市場調査部 チーフアナリスト

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」ではコメンテーターを務める。