米ドル/円、102円台も視野に?

【著者】

以下、早速ですが、米ドル/円・週足・スパンモデル®+26週BB(ボリンジャーバンド)+パラボリック+DMIをご覧ください。


上図チャートの各メルクマールを確認していくと、以下のようになります。
1) 26週MA(26週移動平均線)が右肩下がりである。
2) 遅行スパンがローソク足に対して下放れしている。
3) ローソク足の上方に赤色の雲(=抵抗帯)およびパラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がある。
4) DMI(方向性指数)で-DI>+DIとなっている。(上図青色点線丸印)

上記1)-4)を総合すると、米ドル/円の週足レベルにおけるトレンドは【下降トレンド】であると判断できます。また、BB・±2σラインが26週MAに対して拡張(エクスパンション)していること、また、ローソク足がBB・-1σラインと同・-2σラインの間を推移する「下降バンドウォーク」が示現していることから、当面の米ドル/円は下値切り下げの相場展開となることが想定できます。

では、その下値メドとなる水準はどう見るべきなのでしょうか。そのテクニカル的な根拠を探るために、チャートのタイムフレームを拡大し、月足・複合チャートで確認してみたいと思います。以下、米ドル/円・月足・スパンモデル®+20ヵ月BB+パラボリック+DMIをご覧ください。

上図チャートの各メルクマールを確認していくと、以下のようになります。
1) 26週MAが横向きである。
2) 遅行スパンがローソク足に対して絡み合う形状となっている。
3) ローソク足の上方にパラボリック・SARがある。
4) DMIで-DI>+DIとなっている。(上図青色点線丸印)

上記1)-4)を総合すると、米ドル/円・月足レベルにおけるトレンドは【横ばいトレンド(レンジ相場)】であると判断できるため、標準偏差における理論上の下値メドはBB・-2σラインである102.70円(上図赤色三角印)付近と想定することができます。

上図チャートのポイントは・・・DMIの動向
現状(3月時点)では、上記4)で記載した通り-DI>+DIとなり、マイナスの方向性優位の状態となっています。これからの時間帯において、-DI>+DIの乖離がさらに拡大し、同時にADXが右肩上がりとなった場合は、下降モメンタムが強まる可能性を視野に入れるべきでしょう。

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津田 隆光|マネースクエア 市場調査部 チーフアナリスト

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」ではコメンテーターを務める。