ゴールデン・ウィークは円高になりやすい!?

【著者】

次週から始まる5月相場。その特徴を捉えることを目的に、過去10年(2008-2017年)における、主要6銘柄(日経225、NYダウ、米ドル/円、豪ドル/円、NZドル/円、英ポンド/円)の5月陽線/陰線につき、以下ご覧ください。

上記表より、過去10年のデータでは、多くの銘柄では陽線および陰線になりやすいとの傾向が見受けられないものの、豪ドル/円では、10年中7年が5月陰線(陰線確率:.700)となっていることが分かります。

そんな中、今週末から始まる大型連休(以下、GW)中の為替相場の傾向はどうなのでしょうか。以下、過去10年(2008-2017年)における、米ドル/円、豪ドル/円、NZドル/円のGW期間陽線/陰線表をご覧ください。

上記表より、同様に、過去10年におけるデータでは、

豪ドル/円では10年中6年が陰線となっている(GW陰線確率.600)一方で、米ドル/円では10年中7年が同期間で陰線(同.700)、そしてNZドル/円に至っては10年中8年で陰線(同.800)となっています。

これらデータはあくまでアノマリー※と捉えるべきであって、必ずそうなるとの確証が持てる事象のものではないものの、「相場は確率の高い方にbetするゲーム」という観点の下では、【GWは円高になりやすい】との仮説を以て臨むことが、リスクマネジメントの一助になるのかもしれません。(※アノマリー:マーケットにおいて、はっきりとした理論的根拠を持つ訳ではないものの、よく当たるかもしれないとされる経験則や傾向・パターンのこと)

また、同様のアノマリーでは、『セル・イン・メイ』(5月売り)という言葉もあることから、リスク回避に伴う下向きフローに対する警戒心を以てマーケットに臨むことがベターと考えます。繰り返しながら、あくまでもアノマリーや傾向という観点でトレードにおけるご参考にしていただければ幸いです。

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「GWアノマリーと5月相場の傾向について」
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津田 隆光|マネースクエア 市場調査部 チーフアナリスト

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」ではコメンテーターを務める。