米ドル/円、「半値戻し=全値戻し」となるか

以下、米ドル/円・日足チャート+200日MA(移動平均線)+フィボナッチについてご覧ください。

先週の当レポートにおいて記載した、米ドル/円の【110円の壁】。当該水準のメルクマールとして挙げた200日MA(≒110.16円)を、今週15日時点でローソク足が上抜けブレークしていることが視認できます。(上図黄色矢印)

そんな中、足もとのローソク足が直近高値H(=114.69円、2017/11/6)と同安値L(=104.58円、2018/3/23)を結ぶフィボナッチ・61.8%ライン(≒110.83円)にタッチ(or上抜け)する状態となっています。(上図青色三角印、5/18時点)

これからの時間において、ローソク足がフィボナッチ・61.8%ライン(≒110.83円)を明確に上抜けブレークした場合は、先の同・50.0%ライン超え、いわゆる“半値戻し”を示現していることからも、相場格言通り【半値戻しは全値戻し】、つまり昨年11月時高値である114円台後半レベルまでの上昇フローを想定に入れた方が良いのかもしれません。

その一方で、ここもとの米ドル高は米経済指標の強さに伴う金利高、いわゆる“良い金利上昇”の側面がある一方で、いわゆる“トランプ減税”に代表される大型財政出動の派生フローとしての「財政赤字拡大」を伴う金利高、いわゆる“悪い金利上昇”の結果としての米ドル高と捉えることも可能です。いずれにしても、足もとの米ドル高フローは金利高を背景にした上向き推移を継続しそうです。

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「米ドル/円、重要ライン突破となるか」
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津田 隆光|マネースクエア 市場調査部 チーフアナリスト

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」ではコメンテーターを務める。