米ドル/円、“深追い”には注意すべき時間帯か


上図米ドル/円・日足複合チャートを見ると、1) 21日MA(移動平均線)が横向きであること、2) 遅行スパンがローソク足と絡み合う形状となっていること、3) ローソク足が青色の雲(=サポート帯)の上方にあること、そして、4) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の下方にあることから、足もとの米ドル/円は下方硬直性を伴うレンジ相場を形成中であることが視認できます。(※6/15本稿執筆時点)

上図チャートにおける注目ポイントは、スローストキャスティクス(以下、SS)の動向。SSを構成する2本の線が、15日時点において「買われ過ぎ」を示唆する80%ライン付近で交差しつつある(上図黄色点線丸印)ことに着目すべきでしょう。

同様のメルクマールが示現したケース(上図黄色実線丸印)では、a) その後2本の線が右肩下がりとなる“デッド・クロス”となること、さらには、b) ローソク足がBB・+2σライン近辺にあることを条件に、下降フローとなっていることが確認できます。

2本の線が80%ライン付近で推移し続ける“フェイク(ダマし)”にも注意しながら(上図青色四角枠)、BB・+2σライン(≒111.20円)付近では一旦上値が重くなる傾向があることを念頭に入れた方がよさそうです。

同時に、BB・+2σライン(≒111.20円)付近では「深追いをしない」、いわゆる「鯛焼きの頭はくれてやる」との認識を持つべきなのかもしれません。

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津田 隆光|マネースクエア 市場調査部 チーフアナリスト

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」ではコメンテーターを務める。