「夏相場」には要注意!?

【著者】

次週からスタートする「7月相場」について、例年「ビックリ10大予想」で有名なブラックストーン社のバイロン・ウィーン氏が直近で以下のような「7月アノマリー※」について述べています。
(※アノマリー:はっきりとした理論的根拠を持つ訳ではないものの、マーケットにおいて“よく当たるかもしれない”とされる経験則のこと。)

 

  • ・例年、米中間選挙がある夏場の相場はパフォーマンスが悪化するアノマリーがある。
  • ・1962年まで遡ると、7月以降、歴史的に株式市場はピークからボトムまで平均▲9%調整した後、(秋の)中間選挙を迎える。
  • ・「7月」はマーケットにとって特に最も辛い月になる
  • ・歴史が示すのは、「7月」はマーケットが(今までの)利益を吐き出し、年初来マイナスに転じる月になる。

 

上記事項については、あくまで“アノマリー”であり、また個人的見解ということで、必ずしもその通りになるものではありませんが、
市場にはそのような見方をする向きもあるとの認識について、我々は頭の片隅に入れるべきなのかもしれません。

ここでの「7月相場」「夏相場」という括りにした上で、過去20年(1998/1-2017/12)における、NYダウ・日経平均の月別平均騰落率表につき、以下ご覧ください。

上図表からも分かる通り、過去20年における「夏相場」(ここでは「7月→8月」の相場のこと)では、7月:NYダウ高、日経平均安の傾向が、そして8月:NYダウ、日経平均ともに安くなる傾向が見て取れます。(上図黄色四角枠)

一方で、通貨における「夏相場」の傾向や特徴はどうなのでしょうか。
以下、米ドル/円、豪ドル/円、そしてNZドル/円の過去20年(1998/1-2017/12)における月別平均騰落率表につき、ご覧ください。

上記表より、過去20年における「夏相場」(期間は同上)では、7月・8月ともに米ドル/円、豪ドル/円、NZドル/円は安くなる傾向があり、
特に8月においては年間を通じて相対的に最も下げやすい月との傾向
が見て取れます。(上図黄色四角枠)

株式市場および為替市場における「夏相場」の傾向や特徴については、必ずそうなるというものではありませんが、「7月相場」のアノマリーや「夏相場」の傾向として認識した方が無難と言えるでしょう。

蛇足ながら、7月26日からは、アストロロジー(金融占星学)分析で言うところの【水星逆行現象】(7/26-8/19)※がスタートすることもあり、
特に7月後半からのマーケットの動向には注意すべきなのかもしれません。
(※アストロロジー分析において、「マーケットが荒れやすい」「地政学的リスクが発生しやすい」「相場の転換期となりやすい」とされる期間のこと。)

いずれにしても、7月以降の「夏相場」においては、マーケットのリスク回避フローに用心しつつ、リスクマネジメントを中心とする「守りの姿勢」を重視した方が良いのかもしれません。

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津田 隆光|マネースクエア 市場調査部 チーフアナリスト

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」ではコメンテーターを務める。