米ドル/円、【上昇三角形型】のチャート形状が示現

【著者】

【注目ポイント】 「保ち合い放れ」→「上昇三角形型」が示現

【見通し】 今後の“主戦場”は「111.20~113.60円」となりそう

6日の当コラム(『米ドル/円、“嵐の前の静けさ”か』)において注目ポイントとして挙げた【111.00円突破成否】について、今週10日時点で上抜けブレークが示現しています。

このことは同時に、比較的長い期間にわたって継続した『三角保ち合い』形状が、「上値抵抗線」(≒111.00円)を上抜けブレークする、いわゆる“保ち合い放れ(もちあいばなれ)”を以て終了(上図黄色丸印)したことを示しており、その後典型的な『上昇三角形型』パターンとなっていることが確認できます。

当該パターンが示現したケースでは、上昇モメンタムが強まることが多く見られることから、これからの時間における米ドル/円は「上値追い」※の相場展開となりそうです。(※上値追い:上昇トレンドが継続し、その上値を追い掛けるように一段と上昇していくこと。)

では、次なる上値メドはどのあたりと見れば良いのでしょうか。チャートのタイムフレーム(時間軸)を月足に替えて確認してみましょう。

上図チャートから勘案する、米ドル/円の次なる上値メドは、BB(ボリンジャーバンド)・+1σラインを基準とする113.60円(上図黄色矢印)。

一気呵成に当該レートに行き着くというよりは、あくまでも上げ下げを繰り返しながら、ある程度時間をかけながら進んで行くと見るべきでしょう。

これからの時間における米ドル/円の“主戦場”は、20ヵ月MA(移動平均線)とBB・+1σラインの間のゾーンである、111.20~113.60円と想定します。

マネースクエア提供動画視聴サイト

M2TV(FXマーケットView)
“夏相場”の傾向と対策について
マネースクエア主催セミナーカレンダー(会場・WEB)
※マネースクエアが開催するセミナーには店頭外国為替証拠金取引および取引所株価指数証拠金取引の受託および勧誘を目的とする内容が含まれます。

津田 隆光|マネースクエア 市場調査部 チーフアナリスト

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」ではコメンテーターを務める。