過去最安値更新中のトルコリラ/円。「N波動」から勘案する重要ポイントは・・・「19.63円」?

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【注目ポイント】「N波動」(下落型)分析
【見通し】 トルコリラ/円の次なる重要ポイントは「19.63円」

昨日2日、トルコリラ/円は5月23日に付けた「22.22円」を終値レベルで下回り、過去最安値を更新しています。

トルコリラ/円の次なる重要ポイントを探る上で、テクニカル分析「N波動」について見ていきたいと思います。以下、「N波動」(下落型)のイメージ図につきご覧ください。

上図より、下降トレンドの目安となる「n」を探る上での計算式は、以下の通りです。

n=C-(A-B)

この計算式については、「A」起点をどこに置くかが極めて不規則であり、チャートの横軸範囲によってはあくまで“推測値”ないしは“仮定”に過ぎないことを前提とする必要がありますが、あくまで目安を勘案する上での参考式としてご覧ください。この「N波動」を足もとのトルコリラ/円・日足チャートに当てはめて見ると、以下のようになります。

上図チャートのAは「27.04円」(4/30)、Bは「22.22円」(5/23)、そしてCは「24.45円」(7/9)と仮定すると、将来予測値(n)を求める式は、【n=24.45-(27.04-22.22)】。この計算式から得られる解は【n=19.63】。よって、N波動(下落型)の計算式から勘案する、トルコリラ/円の次なる重要ポイントは、19.63円と想定します。

当該レートはあくまでチャート上の暫定的なカウントから導き出したものであること、そして繰り返しながらチャートの横軸範囲次第では暫定カウント(ポイント)が変わり得ること、そして、今回算出したn値である「19.63円」を下回った場合は、さらなる下降フローが想定されることを念頭に置いた上での参考値としていただければ幸いです。

最後に一言。ここもとのトルコリラ/円のように、ダラダラと下がり続ける相場(=“逆ブブカ相場”)に対して縦軸、つまり上下レートで“決め打ち”をすることは極めて非合理的であり、リスキーだと言えます。マーケットのセンチメントが一新するためにはもうしばらくの横軸経過(=日柄経過)が必要となるため、主観的な判断である「値頃感」は封印した方が無難と言えるでしょう。相場格言にある通り、「新値には黙ってつけ」を念頭に置いたトレード姿勢が一番シンプルではないかと考えます。以上、参考まで。

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津田 隆光|マネースクエア 市場調査部 チーフアナリスト

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」ではコメンテーターを務める。