米ドル/円、下抜けブレークに要警戒!?

上図チャートにおける各メルクマールをそれぞれ確認すると、1) 21日MA(移動平均線)がやや右肩下がりであること、2) 遅行スパンがローソク足と絡み合う状態であること、3) ローソク足の上方にパラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)があること、そして、4) DMI(方向性指数)において、-DI>+DIとなっている(上図青色点線丸印)ことから、米ドル/円は上方硬直性を伴うレンジ相場を形成する時間帯であることが視認できます。

上図チャートの注目メルクマールは・・・BB(ボリンジャーバンド)の動向。

17日時点では、BB・±2σラインが21日MAに向かって収縮する、いわゆる“スクイーズ”となっており、これは即ち「相場の力を溜め込む時間帯」であることを表しています。次なるフェーズである、“エクスパンション”(=BBの拡張)があった場合は、上下へのブレークスルーが想定されますが、17日時点の各メルクマールを概括すると、現在は【下抜けブレーク】に向けた準備の時間帯であると捉えた方がよさそうです。

これからの時間において、仮に遅行スパンがローソク足を下放れ(=逆転)し、同時に、ローソク足が8/13時安値(=110.12円、上図赤色三角印)を終値レベルで割り込むような形となった場合は、米ドル/円の下降モメンタムが強まる可能性も視野に入れるべきでしょう。

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津田 隆光|マネースクエア 市場調査部 チーフアナリスト

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」ではコメンテーターを務める。