米ドル/円、「113.40円」割れには要注意!!

【著者】

【注目ポイント1】4時間足チャートBB・-2σラインでのサポート成否
【注目ポイント2】4時間足チャート、遅行スパンの動向
【見通し】 「113.40円割れ」なら下降モメンタムが強まるトリガーとなる可能性も

本稿執筆(10/5)時点における、米ドル/円・21日ボリンジャーバンド(以下、BB)では、ローソク足がBB・+1σラインと同・+2σラインの間を推移する、いわゆる“上昇バンドウォーク”となっています。

よって、米ドル/円のトレンド変化確認のためのメルクマールとして、「上昇バンドウォーク崩れの成否」には引き続き着目する必要がある中、トレンド変化の“観測気球”として、4時間足チャートの各メルクマールを確認してみたいと思います。

上図4時間足・複合チャートでは、1) 21MAが横向きであること、2) 遅行スパンがローソク足に対して絡み合う形状となっていること、そして、3) ローソク足が青色の雲(=サポート帯、先行スパン)の中に入り込んでいることから、本稿執筆(5日午前)時点の米ドル/円は、下値固めの時間帯となっていることが視認できます。

特に2)において挙げたローソク足と先行スパンの関係ですが、上図チャートにおけるパターン分析では、(a)「ローソク足の青色の雲(=先行スパン)への接近ないしは入り込み」→(b)「BB・-1σライン付近での下値固め」→(c)「反発フロー」となっていることが確認できます。(上図赤色点線丸印)

現時点(5日午前時点)では、上記(a)および(b)が確認できるため、(c)の「反発フロー」を確認するにはもうしばらくの時間的経過が必要ですが、仮にこれからの時間において「ローソク足のBB・-1σライン≒(113.70円)でのサポート失敗」→「ローソク足のBB・-2σライン(≒113.40円、上図黄色矢印)割れ」となった場合は、遅行スパンの対ローソク足下放れ(=逆転)も伴いながら、下降モメンタムが強まる“トリガー(引き金)”となる可能性も。

これからの時間における米ドル/円のトレンド変化をいち早く察知するための“観測気球”の役割として、4時間足チャートの各メルクマールには要注目でしょう。

マネースクエア提供動画視聴サイト

M2TV(FXマーケットView)
“波乱の秋相場”に要警戒? アストロロジー分析と日柄観測について
マネースクエア主催セミナーカレンダー(会場・WEB)
※マネースクエアが開催するセミナーには店頭外国為替証拠金取引および取引所株価指数証拠金取引の受託および勧誘を目的とする内容が含まれます。

津田 隆光|マネースクエア 市場調査部 チーフアナリスト

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」ではコメンテーターを務める。