アメリカ中間選挙実施年は『10月末買い、翌年4月末売り』がワークしやすい?

「10月末」と言えば、そのデータにおけるプラスリターン確率の高さから“究極のアノマリーとも言われる、【10月末買い、翌年4月末売り】※を紹介しなければなりません。(※「ハロウィン効果」「黄金の180日ルール」とも言われます。) その根拠の一つとなり得る、過去20年(1998/1-2017/12)におけるNYダウ・日経平均の月別平均騰落表につき、以下ご覧ください。

上図表にある傾向やパターンを概括すると、日米ともに、株価は冬春→高、夏→安となる傾向が見られ、その起点となる月が10月から11月にかけてのタイミング、終点となる月が4月であるということがポイントです。よって、これらのアナロジー(類比)を基に仮説を立てたトレード戦略こそが・・・【10月末買い、翌年4月末売り】

上記パターンは主要通貨ペアにも同様に見受けられることから、日米の株式とともに、米ドル/円やその他クロス円の2000年以降における【10月末買い、翌年4月末売り】のパフォーマンスを以下で見てみましょう。

上記表より、2000年以降における主要銘柄のプラスリターン確率は、カナダドル/円.611米ドル/円.666豪ドル/円・NZドル/円・日経平均.722となっており、NYダウに至っては.833となっていることが見て取れます。

今回の場合は、11月にアメリカ中間選挙を控えているということもあり、その要素を加味した上でデータを取ってみると、1990年以降のアメリカ中間選挙実施年(計7回)における主要銘柄の『10月末買い、翌年4月末売り』のプラスリターン確率は、米ドル/円・豪ドル/円・カナダドル/円・日経平均.714NZドル/円.857となっており、NYダウに至ってはプラスリターン確率が1.000、つまり全勝となっています。

これらデータについては、あくまでシーズナル・サイクルをベースとする“アノマリー”※であり、毎年必ず当たるという法則ではないものの、『(投資は)確率の高い方にbetするゲームである』という投資の鉄則に従えば、一見する価値はありそうです。(※アノマリー:明確な理論的根拠を持つ訳ではないものの、よく当たるかもしれないとされる経験則や傾向・パターンのこと。)

マネースクエアの投資情報番組であるM2TV・マーケットView(10/25 「今年もこの季節が到来!『10月末アノマリー』は中間選挙年もワークするか?」)も同時にご覧いただいた上で、皆さまの投資アイデアの一助となれば幸いです。

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津田 隆光|マネースクエア 市場調査部 チーフアナリスト

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」ではコメンテーターを務める。