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2つのイベントは押し目拾いのチャンス?!

【著者】

先週木曜日のドラギ総裁の発言はかなり突っ込んで追加緩和に言及していたこともあり、サプライズでした。それを受け、いよいよ日米の中央銀行の対応に市場の注目が集まっています。
まず明日東京時間午前3時に発表されるFOMC。さすがにこのところの指標結果を見るにつけ、今回の利上げは難しいと言わざるを得ません。ポイントは如何に年内利上げを匂わせておくかということ(口が裂けても年内利上げは無いとは言えないでしょうから)。それを声明文で現すのか、それとも、利上げ票が前回の1(ラッカー総裁)から増えることで示すのかがポイントになりそうです。また、11/4に予定されている下院金融委員会でのイエレン議長の発言からその真偽を探ろうということになるかもしれません。

そして30日の日銀政策決定会合。市場の見方は分かれています。物価指標等の材料からは追加緩和を実施したとしても何ら不思議ではありません。ただ、伝家の宝刀をここで切ってしまうと、何かハプニングが起こった際に日銀が取りうる手段が無くなってしまう、それ故、今回口先での追加緩和示唆という策で乗り切ろうという考え方も分からなくもありません(消費税引き上げを意識して来春に実施とか)。こればっかりは、蓋を開けてみるまでは分からないというのが本音です。

そこで思い出していただきたいのが、先週の当欄でお伝えをしました「10月末買い・翌年4月末売り」です。下記のドルインデックスの長期推移を確認すると、2011年からのドル上昇局面であることがお分かりいただけるかと思います。過去の上昇期間は概ね5年(青の矢印)。となれば、2016年までドル上昇となる可能性があるのでは?というのが私の見立てです。今回の2つのイベントで押し目を拾うチャンスではないかと考えているのですが、果たして。

<資料>ドルインデックスの推移
ドルインデックス出所:Bloomberg

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比嘉 洋|マネースクウェアジャパン シニアコンサルタント

比嘉 洋

米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!