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今日、木曜日の米雇用統計発表

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外国為替マーケット情報|2014/07/03

ADP民間雇用者数は予想を上回る

昨日の海外時間には、仏首相がユーロ高懸念を述べたことからユーロが売られる場面もありましたが、米ADP民間雇用者数が予想を上回ったことから米長期金利が上昇し、円売りが強まりました。

欧州時間序盤、日経平均先物がやや下落したことから円買いが強まってドル円は101.40円台まで下落しました。一方、新聞でフランスのバルス首相が「過大評価されたユーロは産業、成長に悪影響」「金融政策は金利だけに焦点を合わせることはできない」などと述べたと報じられたことからユーロ売りも強まって、ユーロドルは1.3650台まで、ユーロ円は138.50円台まで下落しました。

NY時間にはいって、発表された米・6月ADP民間雇用者数が予想を上回ったことから米長期金利が上昇し全般的にドル買いが強まって、ドル円は101.60円台まで上昇し、ユーロドルは1.3640付近まで下落しました。その後米長期金利がさらに上昇する中、ドル円は101.80円台まで上昇幅を広げましたが、ユーロドルは1.3560付近まで買い戻され、ユーロ円は139.00円付近まで上昇しました。

NY時間午後にはいると、各通貨ペアとも狭いレンジ取引が続きました。

今日の海外時間には、米・6月雇用統計の発表と、欧州中銀(ECB)の政策金利発表、ドラギECB総裁の記者会見が行われるほか、ユーロ圏・6月サービス業PMI、英・6月サービス業PMI、ユーロ圏・5月小売売上高、米・5月貿易収支、米・新規失業保険申請件数、米・6月ISM非製造業景況指数の発表が予定されています。

明日7月4日がアメリカの独立記念日で休日となることから、非常にまれではありますが雇用統計が一日前倒されて今日木曜日に発表されます。その為、ECB理事会後のドラギ総裁の記者会見のと米雇用統計発表が同時刻となることから、ユーロドルを中心に相場が不安定になる可能性があります。ここまでの流れを考えれば、ドル円相場は落ち着けば現状に近い水準に落ち着くと考えられますが、発表直後は乱高下する可能性もあるので注意が必要です。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト