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今夜から週末にかけて米重要指標発表が目白押し!

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外国為替マーケット情報|2014/07/30

投資家のドル離れは本当!?

“膠着相場”とも“夏枯れ相場”とも言われている現在のドル/円相場環境ですが、東京市場の1-6月銀行間直物取引が前年比の半減、また19年ぶりの低水準といったニュースや、7月の月間高低差が1.16円レベルとなり39年ぶりの小ささであるなど、歴史的とも言える低ボラ状態が続いています。
これらニュースを見聞きする限り、「投資家のドル離れ」が進んでいるのでは?と思ってしまいますが、実際のところはどうなのでしょうか?
ここ最近の米経済環境は好転の兆しが見られ、その影響で特にNY株式相場はほぼ一本調子で上昇し、連れて日経平均株価も半年ぶりの高値を更新するような状況。
特にNY株式市場において僅かながらも史上最高値を更新している状況は、かつて男子棒高跳びの世界記録を35回更新したセルゲイ・ブブカ選手に準えて『ブブカ相場』とも言われていますが、その記録更新に一役も二役も買っているのが「金融抑圧(=financial repression)」という相場環境。
以前も当コラムでその話題を挙げましたが、金融抑圧環境下における当局の思惑を端的に言うと、「株価は上げたいけれど、金利は低く抑えたい」ということになり、まさに現在の相場状況は当局の思惑・シナリオ通りと捉えることもできます。
こういった環境を勘案すると、投資家のドル離れも致し方ないのでは?と思ってしまいがちですが、一つ視点を移してみると、例えば過去1年間の外貨MMF新規流入額を通貨別に見てみると、レアルおよび豪ドル建てが4%程度、ユーロ建てが15%程度であるのに対して、ドル建ては依然40%占めているような状況。
投資環境の一側面ではあるものの、こういった事例を見る限りは、本邦投資家のドルに対する信認度の高さとともに、ドル/円に対する「黒田プット」浸透が垣間見えるような気がしますが・・・。皆さんはいかがお考えでしょうか?

200日移動平均線を挟んだ攻防戦!!

そんな中、ドル/円のテクニカル指標にフォーカスしてみると、現在は200日移動平均線を意識して推移するような状況となっています。
その200日移動平均線が示すレートは7/30現在で102.07円レベル。グランビルの8法則に従えば、ローソク足が200日移動平均線を割り込んだ場合は「押し目買い」パターン(信号)と捉えるのが一般的。その前提として、同線が右肩上がりであることが条件ですが、現在の同線はその条件に当てはまる状況。

本日は、米ADP雇用統計や米GDP速報値、また米FOMCの発表が予定されており、事前予想では好結果ないしはタカ派的なトーンになるとの見方もある中、同線水準である102.07円レベルを終値レベルで突破できるか否かに耳目が集まります。

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津田 隆光|マネースクウェア・ジャパン

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」では隔週金曜日にコメンテーターを務める。