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米長期金利は大幅に低下したが、ドル円の下げは限定的

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外国為替マーケット情報|2014/05/29

修正はどちらで?

米長期金利は、昨日も大幅に低下し現在2.43%程度で推移しています。昨日のこの欄でもご紹介しましたが、昨年10月の2.47%という水準を下抜けしたことで、昨年9月と今年初めにつけた3%前後がダブル・トップになった形です。

2011年以降で、2.40%前後で上げ止まったり下げ止まったりしたことが3回ありますので、この水準は強く意識されていると考えられます。この水準を割り込むとダブル・トップの目標値の2.00%付近まで比較的短期間で低下幅を拡大する可能性が出てきます。

一方、米長期金利に強く影響されてきたドル円相場は、米長期金利が火曜日の2.55%から0.1%以上低下しているにもかかわらず、約50銭しか下落していません。日経平均先物が堅調に推移していることがひとつの原因と考えられますが、米長期金利との比較ではさらに1円以上円高になっても不思議ではありません。

すぐに円高にならずに、時間をかけて修正されるのか、それとも米長期金利が反発する形で修正されるのかは予想が難しいですが、米長期金利が大きく反発するのはすぐには難しいのではないでしょうか。

<本記事ご協力>

チーフストラテジスト 高野やすのり様
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佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト