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米長期金利大幅低下で円買い強まるものの

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外国為替マーケット情報|2014/05/29

下落幅は限定的

昨日の海外時間には、米長期金利が急低下するなか円買いが強まりました。一方独・5月失業者数増減は予想外に失業者増になっていたことなどからユーロは売られました。

欧州時間、日経平均先物がやや下落したことから円買いが優勢になって、ドル円は101.80円付近まで、ユーロ円は138.60円台まで下落しましたが、米長期金利が2.50%台を回復したことなどから円買いは続かず、ドル円は101.90円台まで、ユーロ円は138.80円台まで反発しました。一方発表された独・5月失業者数増減は予想外に失業者増になっていたことなどからユーロドルは1.3600台までじり安となりました。

NY時間にはいって、朝方発表された米MBA住宅ローン申請指数が弱かったこともあって米長期金利が急低下するなか円買いが強まって、ドル円は101.60円台まで下落しました。米長期金利の低下で一旦ドル売りが強まったことからユーロドルは1.3630付近まで反発しましたが、各国株価が下落していたことから再びユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.3580台まで、ユーロ円は138.30円付近まで下落しました。

NY時間午後には、米長期金利は低下後レンジ取引となりましたが、NYダウなどが下落幅を縮める展開となったことからやや円が売り戻され、ドル円は101.80円台まで、ユーロ円は138.50円付近まで反発しました。

東京時間には、米長期金利の反発もない中、月末を控えた輸出企業などの円買いが強まって、再びドル円は101.60円台まで下落しました。

今日の海外時間には米・第1四半期GDP/個人消費/GDP価格指数/コアPCE(改定値)、米・新規失業保険申請件数、米・4月中古住宅販売保留指数の発表が予定されています。

昨日も米長期金利は大幅に低下しました。そのことから円買いが強まりはしましたが、ドル円の下落幅は限定的なものにとどまっています。米長期金利がさらに低下した場合、ドル円の下落幅が限定的なまま留まるのか、これまでの乖離を埋める程度に大きく下落するのかが注目されています。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト