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米長期金利はさらに低下するのか?

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外国為替マーケット情報|2014/05/28

2.35%まで低下するとドル円100円が現実的に

昨日のNY時間、朝方発表された米・4月耐久財受注、米・3月S&P/ケースシラー住宅価格指数などは予想を上回る結果だったことから、米長期金利(10年債利回り)は2.55%台まで一旦上昇しました。しかしNY時間午後にかけて、特段の理由はなかったにもかかわらず急低下し、現在は2.50%を割り込んで推移しています。

米長期金利は、昨年9月に3%手前まで上昇したあと、10月に一旦2.47%程度まで反落し、その後今年初めに3.05%まで上昇しました。そして5月に再び2.47%程度まで下落しています。今2.50%を割り込んで推移していますが、もし2.47%付近を割り込めば、チャート上はダブル・トップの形が完成して、上昇トレンドが終わり2.00%程度までの下落が始まる可能性がでてきます。

米長期金利とドル円は相関関係が強いのですが、年初からの相関を見ると長期金利が2.35%程度まで低下するとドル円の100円割れが現実的になってきます。

このところの長期金利の低下の理由として、これまでFOMCテーパリングの結果長期金利が上昇するとの思惑で(債券売り)ポジションを積み増してきた向きが、損切りを強いられているのでは、との見方があります。もしそうであれば、ここで反発するよりも一段と低下する可能性が高いのではないでしょうか。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト