英FTSE100株指数が15年ぶりとなる史上最高値を更新

英FTSE100株指数が2月25日に、15年ぶりとなる史上最高値を更新した。BOEが量的緩和を始めたのは2009年3月。米FRBとほとんど変わらない。以降は米S&P500株指数、FTSE100株指数共に上昇トレンドとなった。
ところが、S&P500株指数が2013年3月に最高値を更新したにもかかわらず、FTSE100株指数の最高値の更新は、2013年4月だったドイツDAX指数にさえ大きく後れを取った。

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量的緩和による資金供給(ドイツの場合は、ユーロ周辺国からの資金流入)が株価を押し上げると見ている私には、FTSE100株指数の低迷(?)は謎の1つではあったが、とりあえず上昇はしていたので、深くは考えないでいた。

しかし、本日の英フィナンシャルタイムズに載ったチャートで、その疑問は氷解した。FTSE250株指数は米独株とほぼ同時期に史上最高値を更新していたのだ。

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日経平均の225銘柄が必ずしも日本株を代表しているわけではないように、その国の代表的な株価指数が、その国の株価を反映しているわけではない。金融市場を取り巻くグローバルな環境と値動きと重ね合わせて見ると、英株市場をよりよく反映しているのはFTSE250株指数だといえるかもしれない。

ちなみに、FTSE100株指数を構成する業種の時価総額は、最高値更新に要した15年間で、以下のように変化した。

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参照:FTSE 100 story in charts
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/3a797288-bcef-11e4-a917-00144feab7de.html?siteedition=intl#axzz3SnZlOldQ

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矢口 新

矢口 新

大学卒業後、国内外の大手証券会社にて為替、債券のディーラー、機関投資家セールスを勤めた後、株式会社ディーラーズ・ウェブを創業(2002年5月~2013年5月)。2013年4月まで同社代表取締役社長。