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ビル・グロス氏転籍の報道で米長期金利上昇

【著者】

ECB追加緩和期待高まるか?

金曜日の海外時間には、米PIMCOの「債券王」ビル・グロスが退社するとの報道で米債券が売られ、長期金利が上昇したことからドル買いが強まりました。

欧州時間、特段の材料もない中各通貨ペアとも小動きが続きました。

NY時間にはいって、世界最大の債券運用会社PIMCOの共同創業者で「債券王」と呼ばれた著名債券投資家のビル・グロス氏がPIMCOを退社し資産運用会社のジャナスに転じる、と報じられたことと、発表された米・第2四半期GDPが予想通りではあったものの+4.6%と強い結果だったことから米長期金利が上昇しドル買いが強まって、ドル円は109.20円台まで上昇し、ユーロドルは1.2670台まで下落しました。この間ユーロ円は138.50円台まで下落しています。

NY時間午後にはいって、NYダウが上昇幅を拡大したことからドル円は109.50円台まで上昇幅を拡大する場面もありましたが、引けにかけて109.20円台まで反落しました。

東京時間にはいってからは、日経平均が上昇していることなどから円売りが強まっています。

今日の海外時間には、独各州/全国・9月消費者物価指数、ユーロ圏・9月業況判断指数、米・8月個人所得/支出、米・8月PCEコア・デフレータ、米・8月中古住宅販売保留指数の発表とエバンズ・米シカゴ連銀総裁の講演が予定されています。

今日発表される独各州/全国・9月消費者物価指数では、全国分が前回よりも0.1%程度低下すると予想されています。最初(日本時間16時)に発表されるザイクセン州分が前回の0.8%から0.1%以上低下していた場合、全国分、そして明日発表のユーロ圏CPIも下振れするのでは、との見方が強まって、量的緩和実施期待の高まりからユーロ売りが強まると考えられます。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト