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米・2月PCEコア・デフレータ

【著者】

早期利上げの思惑強まるか?

今晩もまだ欧州市場はイースター休暇の影響でほぼ全ての市場が休場です。一方アメリカは休暇明けで取引を開始します。

今週は金曜日の米雇用統計を筆頭に重要な経済指標の発表が複数ありますが、今晩は米・2月PCEコア・デフレータの発表があります。この指標は、インフレ指標としてFOMCが最も重視している指標です。FOMCの政策目標の一つである物価の安定は、このPCEコア・デフレータを+2.0%前後に保つこととされています。

今回は予想が+1.8%ですので、ほぼ目標に近いことになります。もし予想以上に強い結果となれば、追加利上げを躊躇する必要がない、と考えることができます。もっともこの指標が近い将来+2.0%を大幅に上回る可能性がなければ、積極的に金融を引き締める理由にはなりませんので、強い結果がそのまま4月の追加利上げに結び付くわけではありません。

前回のFOMCでは、メンバーの2016年内の利上げの予想が4回から半減して2回となりましたが、もし今週発表の一連の指標が強い結果となると早期の追加利上げの思惑が強まって、ドル買いが優勢になる可能性があります。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト