米国GDP、消費者信頼感指数等

【著者】

昨日からの流れ

昨日は本邦が祝日のなか、ドル買いが進む動きとなりましたが、長続きせず。米国時間序盤には失速する動きとなりました。昨日発表されたユーロ圏のPMIは市場予想を上回る結果となりましたが、相場への影響は限定的なものとなりました。米国時間に発表された中古住宅販売件数は市場予想を下回る結果となりましたが、強かった前回からの反動であり、数字自体は安定的な伸びを示す結果であったことで発表後はむしろドル買いが進む展開となっています。その後は緩やかなドル売りが進み、ドル円は123円を割り込み、ユーロドルは1.06台中盤まで戻す動きとなっています。

主要通貨ペアの推移(2015/11/24)

USDJPY

ドル円はアジア時間に上値を伸ばすような動きとなりましたが、その後は押し戻され、上ヒゲを残す足となり、日足チャートでは方向感の薄い状態が続いています。本日も序盤から円買いが進み上値の重い推移となっていますが、先週後半のサポートとなった122.60付近をまずは守れるかどうかに注目したいところです。もし破られるようであれば11月16日のサポートとなっている122.22付近が意識され、割り込むと溜まった円売りポジションが放出というシナリオも十分に考えられるため、注意が必要です。

ドル円

EURUSD

ユーロドルは上値の重さは目立つものの、そこの硬さも目立ち始めています。今週に入り、1.06付近がサポートとなり、昨日はその水準を一瞬下回るものの、すぐに押し戻す動きとなっており、1.06台中盤での推移となっております。日足チャートでは引き続き地味なダイバージェンス状態となっており、一旦の調整反発の可能性が少し出てきています。本日はまず今週続いている1.059付近から1.066付近のレンジをどちらに抜けるかを確認したいところです。市場のポジションはユーロ売りに大きく傾いているため、調整の買い戻しが進む場面ではショートスクイーズ状態となり、上昇が短時間で加速する動きとなる可能性もあるため注意が必要です。

ユーロドル

EURJPY

ユーロ円は上値の重い推移が続き、昨日、先週の安値を更新し、130円台半ばでの推移となっています。日足チャートで見ると、サポートとなっていた7月と9月の安値を結んだラインを割り込みつつある状態で、大きな節目となる130.00を割り込むような動きとなると、下落が加速しそうな形となっています。本日は昨日のレンジである130.35-130.80を上下どちらに抜けるかでまずは方向感を探っていきたいところです。
また、ユーロの売りポジションが溜まってきていることから、反発に転じた際のショートスクイーズにも警戒が必要です。

ユーロ円

GBPUSD

ポンドドルは上値の重い動きが継続となりました。日足チャートでは緩やかな下降トレンドが継続し、高値同士を結んだ下降トレンドラインを上抜けることができずに下落に転じている動きとなっています。
本日以降は節目の1.5を守れるかどうかに注目が集まります。現在、サポートとなっているのが、7月、9月の安値を結んだラインとなっているため、下値のターゲットとしては1.49付近までが視野に入ると考えられ、1.5を割り込む動きとなると1.49付近まで下落する可能性が高まります。

ポンドドル

AUDUSD

豪ドルは日足チャートで10月からの高値を結んだトレンドラインを突破し、上昇となりましたが、その後は失速する動きとなっています。昨日は直近のレジスタンスとなっていた0.716付近で下げ止まる動きとなっているため、本日はこの水準を守れるかどうかに注目が集まります。しっかりとこの水準を維持することができれば、再上昇の可能性も高まると考えられますが、割り込んでしまうようであれば、逆に上値の重さが意識されるかもしれません。大きな流れでは横ばい推移、ポジションの偏りが売りに大きく傾いていることを考えると上昇地合いが強まった際には少し警戒が必要です。

豪ドル

本日の注目材料

本日は欧州時間にドイツのIFO景況指数、ECB関係者のコメント機会、BOE関係者の議会証言、スティーブンスRBA総裁のコメント機会などが予定されており、米国時間には米国GDP改定値や消費者信頼感指数などのイベントが続きます。

ドイツのIFO景況指数に関しては市場の注目は来週のECBの動向に集まっており、よほどのサプライズとならない限り、昨日のPMIのようにインパクトは少ないかもしれません。
BOE関係者の議会証言やスティーブンスRBA総裁のコメントも内容次第ではポンドや豪ドルに大きなインパクトを与える可能性があるため、注意が必要です。
米国のGDPは上方修正が見込まれていますが、輸出の伸び悩みなどが目立つ内容となれば、ドルの上値圧迫材料となるかもしれません。
消費者信頼感指数は先行するミシガン大消費者信頼感指数の速報値は底堅い結果となっているため、期待が高まっているため、冴えない結果となった場合の方がインパクトは大きくなると考えられます。

本日の予定

16:00 独79月期GDP(確報値)
16:45 仏11月企業景況感 
17:30 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
18:00 独11月Ifo景況感指数
18:05 スティーブンスRBA総裁講演
18:20 オルセン・ノルウェー中銀総裁講演
18:30 ヌイECB銀行監督委員長、パネッタ伊中銀副総裁講演
19:00 カーニーBOE総裁、ホールデン英MPC委員議会証言
20:00 英11月CBI流通取引調査
22:00 メルシュECB理事講演
22:30 米79月期GDP(改定値)
22:30 米79月期GDPデフレーター(改定値)
23:00 米9月SP/ケースシラー住宅価格指数
翌0:00 米11月消費者信頼感指数 
翌0:00 米11月リッチモンド連銀製造業指数 
翌0:00 メルケル独首相、ガブリエル独経済相、マクロン仏経済相講演
翌3:00 米5年債入札(350億ドル)
翌7:20 パターソンBOC(カナダ銀行)副総裁講演

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

【闘魂注入】シュラスコ佐藤の大胆予想! 佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト