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米長期金利低下がドル円の重し?

【著者】

中期的には円安続く見通し

今日の東京時間のドル円相場は、寄付きこそ高かったものの、日経平均が下落したことから利食い売りが優勢となって117.70円付近まで下落しました。

ドル円は長期的には日米の金融政策の方向性の違いからドル高円安に向かうと考えられますが、短期的には先週の麻生財務相の「円安のスピード早すぎる」との発言もあって上値が重くなっています。

もう一つドル円の上値を抑えているのが、米長期金利の動きです。

米長期金利は、7日の米雇用統計発表後に急落したあと、13日には雇用統計発表前の水準まで反発しましたが、その後再び下落し、現在は2.29%台と今月の最低水準近くまで低下しています。

米長期金利の上下とドルの強弱は、このところ相関関係が薄れてはきています。しかしこれ以上低下するようなら、ドルを積極的には買い進めにくくなると考えられます。

今晩発表される米・第3四半期GDP/個人消費/GDP価格指数/コアPCE(改定値)、米・9月S&P/ケースシラー住宅価格指数、米・11月CB消費者信頼感指数などが下振れて米長期金利が一段と低下した場合は、ドル円は118円台が重たくなると考えられます。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト