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ドル円と米中期金利_7/30

【著者】

ドル円上がりやすくなるか?

昨日の海外市場でドル円は、米長期金利が低下したにもかかわらずなかなか乗せられなかった102円台に乗せてきました。この原因としては米・FOMCを前に中期金利(2年債利回り)が上昇したことと考えられます。

今晩行われるFOMCでは、100億ドルのテーパリングが決定されると考えられますが、そのこと自体は100%織り込み済みで、相場を動かす材料にはなりません。今日のFOMCでは、イエレン議長の会見が予定されていませんので、発表される声明の内容がすべてです。

ここで考えられる変化としては、6月雇用統計で失業率が予想を大きく下回ったことを受けて、失業率に関する表現が上方修正される可能性があります。またこれまでイエレン議長就任以来すべてのFOMCは全会一致でしたが、タカ派のフィッシャー・ダラス連銀総裁が反対する可能性もあると考えられています。

いずれの場合も、早期利上げ期待につながって、米中長期金利の上昇を招いて、ドル円を押し上げると予想できます。

今後ドル円が、昨日のように長期金利よりもよりFOMCの政策に敏感な中期金利との相関性を高めて行くのであれば、テーパリング終了、政策金利引き上げというFOMCの動きを受けて、これまでよりも上昇しやすなるのではないでしょうか。

なお今晩アルゼンチンがデフォルトに陥る可能性があります。本質的に大きな影響はないと考えられていますが、「デフォルト」という報道がリスク回避の動きにつながって円買いが強まる可能性もあるので注意が必要です。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト