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米国債先物市場

【著者】

イエレン議長は、ワイオミング州ジャクソンホールでの年次経済シンポジウムの講演で、労働市場の改善などに伴い過去数カ月間で利上げへの論拠が強まったとの認識を示した。
ただ、具体的な利上げ時期には言及しなかった。

bondデータ:ジェネシス社 米国債10年、米国債30年

10年物先物のTnoteはこれまでの底を割ってきたが、30年物先物のTbondはまだ割っていない。FRB議長をはじめ、理事の発言とこれまで発表された経済指標から利上げがあっても不思議ではない。

しかし、インフレ率の上昇は目標値を下回る伸び。この状況では、年内の利上げは一度と考えるの自然。
そうなると、長期債の利回り次第では投資対象としては魅力的。結果、2・30年のイールドカーブがかなりフラットになっている。

bond2データ:Stockcharts.com

短期と長期の金利が極端にフラット化すると株式市場は大天井をつける。
現状のカーブはそこまでフラットになっていない。米株市場の下げは調整売りによって引き起こされると考えている。

VIX指数連動型ETFの購入額がこの一ヶ月で急騰していることもあって、米株の下落はあくまで調整とみている。

成田博之 | SEAHAWK PTE LTD 最高経営責任者

成田 博之

ノースカロライナ大学ウィルミントン校卒業 シンガポールの銀行で約10年間、金融商品のディーリングをした後、日経 225先物・為替を中心に自己資本を運用するプライベート・トレーダーとしてオーストラリアに移住 ヘッジファンドの運用にも携わり、帰国後はFX業者でディーリング部長やコンサルティング業務に従事。 ウエストビレッジインベストメントに企画・開発部門担当として参加。SEAHAWK PTE LTD 最高経営責任者