Q&A:イベント前のポジション

【著者】

1:本日は、欧州政策金利の発表があるのを知らず、ユーロが大きく下げたのを見ているだけでした。こういうビックイベントの影響については、初めての経験で、認識不足でした。0.02(200ポイント)ドル一気にさがったのですが、チャンスをものにはできませんでした。

1.0615あたり(前の安値でもある)で下げ止まったと思い、買いを入れましたが、その後、さらに下げ、損切りとなりました。そのあとの1.061あたりからの上昇は、買い入れられず上昇の後の下落を狙い、少し下げを取りましたが、結果、0.5%のマイナスとなりました。

その後の、上げ下げを取ろうと思っていましたが、急にボラがなくなり、実現できませんでした。反省するべき事項が多い一日でした。

1 大きなイベントがある日は、要注意
2 イベントの後の上げ下げは、しばらく様子を見るべき
3 イベントの前後のボラの変化には注意が必要 急にボラがなくなる
4 技術面として、下げた後の底値のヒントとして、前の安値、節目、何度あたって反発しているかなどにもっと注意する

為替の世界は奥が深いです。

1:相場は奥が深いです。何しろ、世界中の誰もが参加でき、未来の値動きを探るのですから。とはいえ、高く売って、安く買えれば、絶対に儲かるのですから、打つ手がない訳ではありません。

反省点は妥当です。たった4日間で、基本的なところを抑えられています。付け加えるならば、「イベント前にはポジションを取らない」です。もし、買い持ちしていたなら、大きな損になるところでした。売っていれば、儲けられますが、それでは博打になります。

2:昨晩、イベント前に買いポジションを持たないで、ラッキーでした。それは単にラッキーということでした。今後、イベントには要注意です。それにしても、昨晩のドルは強かったです。

現在は、初心者として山谷をたくさん見て、為替の動きに慣れていき、その動きに上手く乗れるようにすることを目的としてトレードしておりますが、実際に、やってみていくつか発見があります。

1.山で売り、谷で買うトレードはとても効率がいい
2.長い時間足では、山谷の出現が少ないが、1分足だと、頻繁に出現する
3.ユーロドルの動きが日本時間の昼間と夜間で違う 
  最近は、昼間上昇して、夜間に下落が最近のパターン 
  ユーロ円とユーロドルは、昨日は同じパターンであった。
  これはドルが夜間にかなり買われていることになるのでしょうか。

本当に奥が深い世界です。いろいろなことが絡み合って相場が形成されているように見えます。

2:そうですね。チャートを確認すると、ユーロはいったん上げていますので、イベント前に売っていてもやられていました。

テロなど、事前予想ができないイベントは博打になりますが、主な経済指標などは予定の時間に出ますので、予めポジションを落とすことができます。

3について、トランプ・ラリーでドルは買われています。しかし、ドル買いの全員が11月9日に上抜けしたドルを持ち続けている訳ではありません。むしろ、大勢は買ったり、売ったりと、長くは保有していないのです。それでも、上げるのは以前からのショートのカバーや、長く持つ人も買っているからです。

朝と夜の動きが逆なのは、デイトレーダーの存在を鑑みると、自然な動きです。デイトレーダーは翌日にポジションを持ち越さないからです。

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矢口 新

独自テクニカルで『相場のタイミングを捉える』 矢口 新

大学卒業後、国内外の大手証券会社にて為替、債券のディーラー、機関投資家セールスを勤めた後、株式会社ディーラーズ・ウェブを創業(2002年5月~2013年5月)。2013年4月まで同社代表取締役社長。