一時リラ急落で円高も、動き落ち着く

忙しい人のサマリー

一時リラ急落で円高も、動き落ち着く

ドル円は110円台後半から一時110円30銭近くまで円高進行

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【東京市場】後場に入って膠着気味

 17日の東京市場。ドル円は朝方のドル高円安新興で111円台に乗せたものの、昨日NY市場同様に大台超えでは売りが出る流れで値を落とし、その後は110円80銭台でのもみあいとなった。
 
 ユーロドルが1.13台後半でもみ合うなど、主要通貨は軒並み大きな方向性のない落ち着いた展開に。

 週末を前に突っ込んだ売り買いを避けたい遠野思惑が、様子見ムードを呼んだ。

 リラの買い戻しが続き、ドルリラが5.87台から5.81台へ値を落としたことなども、市場の安定感への期待につながった。

【ロンドン市場】調整ムード

 週末を控えて調整的なドル売りが優勢な展開ではじまった。
しかし、落ち着いた立ち上がりから、ドルリラでリラが急落し、一気に約8%のリラ安を付けると
リスク回避のドル売り円買いが広がり、クロス円なども下落した。

 S&Pの格付け発表を前に、相場が不安定に。
ドイツとトルコの財務相電話会議でIMF支援についての話が出なかったことなども
警戒感を誘った。

 ドル円は110円台半ばに落としてもみ合いに。

【NY市場】一時円高強まる

 ドル円は一時110円30銭近辺まで値を落とす展開に。リラ安の流れがリスク警戒を誘った。

 その後動きが落ち着いたこともあり、110円台半ばを回復へ。

 米中貿易摩擦問題について、11月末のG20での首脳会談に向けて、膠着脱却のロードマップ描くとの報道が落ち着きにつながった面も。

【本日の見通し】もみあい

 もみ合いの動きが広がる展開に。

 トルコは今週お休みが続くこともあり材料としては捉えにくい。

 米中貿易問題についての進展などが気になるが、早期に動きが出る可能性は低く、注目は主要国の経済状況などに戻るか。

 今週行われるジャクソンホール経済シンポジウムを意識した展開に。
ドル円は基本底堅いとみられるが、111円台が少し重くなっており、110円台でのレンジ取引が続く中でいったん下を試す可能性がありそう。

【本日の戦略】押し目買い

 110円台前半はいったん買いに回りたいところ。
110円ちょうど手前の買い意欲が継続。下値しっかり感がありそう。
大台を割り込むような動きがみられるといったんストップ。

 デイトレは110円台半ばを挟んだレンジ取引が基本か。
※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅

minkabu PRESS編集部 山岡和雅

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」スバル舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香出版社など