ドル円一時109円20銭近辺も、米株急落で調整

忙しい人のサマリー

ドル円一時109円20銭近辺も、米株急落で調整

ハイテク株に加え、決算がらみでその他株式も軟調、ダウは一時600ドル超の下げ

【東京市場】ドル高基調継続も、高値追いは一服

 前日の海外市場でドル円が108円台70銭台まで上昇するなど、ドル高が一気に進んで迎えた24日の東京市場。
 朝方にドル円は108円87銭、ユーロドルが1.2185近辺を付けるなど、もう一段のドル高が広がる展開に。
 もっとも、ドル全面高のきっかけとなった米債利回りの上昇が一服。10年債利回りが2.975%近辺から2.96%前後まで落とす中で、高値から少し調整が入った。
 もっとも、ドル円は108円70銭近辺までと押し目は限定的で、ドル高基調は継続。
 中国共産党政治局が今年の目標達成に向けて懸命に取り組むという昨日の発表を受けて、上海株などが大幅高となったことも、ドル買い円売りを誘った。

【ロンドン市場】ドル高継続

 朝方108.92円をつけて、東京高値を更新も、この時間帯は上値も重くもみ合いに。
ドル円同様にドル買いが目立ったユーロドルが1.2220台まで値を戻し
ドル高進行を抑える格好に。

 ポンドドルや豪ドルなども振幅で方向感出ず。

【NY市場】大きく振幅

 東京、ロンドンと頭を抑えた109円を朝方にしっかり超えて109.20近辺まで。
米長期債利回りが節目の3%を瞬間付ける動き。
ドル高進行のきっかけとなった。

 しかし、一転して株の急落で調整が入る動きに。
ダウ平均株価が一時600ドル超の下げ。
昨日の決算を受けて朝から弱いアルファベットに加え
FAANG関連株の下げが目立つ展開。
さらに決算発表や関連会見をうけてキャタピラー、3Mなどが安く
米株全般に軟調。
ドル円は108円50銭台に。

 引けにかけてダウが少し戻したこともあり
ドル円は108円80銭台に。

【本日の見通し】米長期金利上昇傾向継続で、ドル高基調続く流れに

 節目の3%を瞬間付けた10年債
引けの時点でも2.998%と高い水準での推移。
フラットニングの調整が続いており
当面は米長期債利回りの上昇圧力が続いている。
こうした中で、ドル高基調は継続の見込み。
再びの109円台から110円を意識する展開に。

 ユーロドルなどの下値がしっかりしていることには要注意。
株安などもあり、クロス円が大きく上昇する場面には見えず
ドル主導でどこまでドル高を試せるかという流れの中
欧州通貨買いが入ると、勢いを減じる可能性。

【本日の戦略】押し目買い

 基調としては押し目買い。
 109円台をいったんしっかりと付けた後だけに、
利益確定の売りなども入りそうで
売り買い交錯の中、少し維持できそうな水準で買いを狙いたい。

 108円割れでストップの意識継続。
早めに買った場合は
短期的には108.50割れでいったん外して様子を見る手も。

 デイトレも買いからの回転を意識だが
109円がらみは動きが少し不安定になる可能性も。
見切りを早めに。
※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅

minkabu PRESS編集部 山岡和雅

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」スバル舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香出版社など