ポジション調整の動きが主体も流れ変わらず

※忙しい人のサマリー

ドル高調整も、限定的

欧州通貨安にも調整が入るなど、突っ込んだ動きに警戒強まる

【東京市場】レンジ取引が基本、ドルはややしっかり

 11日の東京市場、昨日のNY市場で米消費者物価指数の弱さからドル売りが出た後を受けて、109円台前半でスタート。仲値がらみでのドル買い需要が入ったこともあり、仲値決定まではいったんしっかりとなり、109円57銭近辺までと、109円台半ば超えを付ける動きとなった。
 仲値後は反動もあって一気に値を落とし、109円20銭近辺と、昨日海外市場の安値を割り込むところまで値を落とす展開に。もっとも、下げはそこまで。レンジの中での振幅に過ぎず、後場に入って109円台半ばを回復するなどしっかりとなった。
 
 昨日の四半期インフレ報告での物価・経済成長見通し引き下げを受けて売りが出たポンドは、東京市場朝方にポジション調整のポンド買いで1.3530台を回復も、後場に入って売りが出て1.3510台へ。

【ロンドン市場】週末を前委調整目立つ

 ドル円は109円台半ばからが重い。

 ユーロドルが序盤の1.19割れから1.1950近くまで上昇と、新規材料に欠ける中で、週末に向けてドル高に対する調整がはいっていた。

 ポンドドルは序盤の下げで1.3500を付けきれず、ユーロ同様に上昇、1.35台後半へ。

【NY市場】軟調

 朝方109.15近辺まで下げ幅を広げると、ミシガン大学消費者信頼感の好結果に、いったんは上昇も109円40銭近辺までと限定的な動きにとどまった。

 ユーロドルはロンドン市場での高値を超えて、一時1.1970近辺まで。
引けにかけてはは少し調整が入ってもみ合い

 ポンドドルが1.36手前など、ユーロ同様にポンド買いドル売りの流れが優勢に。
引けにかけてはこちらも値を落としている。 

【本日の見通し】基調はドル買い継続

 頭の重さが意識されるものの、
基調は迄ドル買い方向とみられる。

 ドル円は109円台前半でのレンジを中心に
上を意識する展開に。

 ユーロドルなどでのドル高が一服気味も、1.20を戻しきれておらず、頭の重さは継続。

 今週はそれほど大きな材料もなく、やや勢いが出にくいが、そうした時に逆に方向感が出ることはよくある流れ。

 イラン問題も含めて注目が集まる原油動向や、株式市場動向などに警戒。

 一時に比べ、新興国通貨リスクが後退しており、円高リスクが後退していることも、ドル円での上の材料として期待。

【本日の戦略】押し目買い

 頭も重くなっており、突っ込んだ買いは避けたい。ドル円は109円に近いところもしくは108円台後半での買いを意識。

 デイトレはもう少し早め、109円台前半からの買いの回転も、見切りも早めに。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅

minkabu PRESS編集部 山岡和雅

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」スバル舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香出版社など