米長期金利の上昇でドル高強まる

【著者】

忙しい人のサマリー

米長期金利の上昇でドル高強まる

ポンドは関税同盟がらみ報道で一時上昇も、その後解消

ユーロはイタリア政局懸念も重石。
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【東京市場】朝方ポンド高進行

 ドル円は110円台前半の狭いレンジ。
 前日の海外市場での調整局面でドル円が110円台を維持したことで、下値しっかり感が強まった。
 その後、米金利上昇が一服する局面でドル売り円買いも、110円台を維持している。
 後場に入って日経平均が上昇したことなどを好感して、しっかりの展開も、110円台半ばをトライするほどの勢いは見られず。
 
 昨日、イタリア政局がらみで売りが出たユーロドルは1.18台前半でもみ合い。警戒感は継続も、様子見ムード。

 ポンドは朝に買いが出た。英紙テレグラフが、EU離脱後も関税同盟残留を申し入れとの報じたことなどがポンド買いにつながった。上昇後はもみ合いに。

 雇用統計が強めに出た豪ドルは、発表直後の反応こそ鈍かったが、強い数字ではあり、しっかり。豪ドル円がそれまで頭を抑えていた83円台にしっかりと乗せて上昇。

【ロンドン市場】ドル全面高、ドル円は110円台後半に

 ドル円は110円台後半まで上昇。米10年債利回りが3.12%と直近の水準を超えて
2011年7月以来の水準へ上昇する中でドルは全面高に。

 ユーロドルが1.18を割り込むなどドル買いが優勢に。

 東京朝に上昇したポンドも、上げ分を解消し、結局行って来いに。
朝方買いの材料となった関税同盟については、否定の報道も。 もともとメイ首相は離脱方針を示しており、残留には無理があるとの見方も。

【NY市場】ドル高圏もみあい

 ドル円が110円台後半でもみ合うなどドル高圏での推移が続いた。

 ユーロドルが1.18台を回復する場面が見られるなどドル高進行に一服感も、戻りは限定的。

 イタリア政局に関しては五つ星運動と同盟の連立が合意された。
注目されたECBへの債務減免は合意に盛り込まれなかったが、再考姿勢は示されるなど
両党の立場を意識した合意に。ともに反ユーロ姿勢がみられる政党だけに、今後が注目。

【本日の見通し】ドル買い基調継続へ

 ドル買いの流れが継続。

 ドル円は111円を意識する展開が見込まれる。
もっとも、週末でもあり、海外市場では調整の動きも。頭が重くなるようだと、いったん売りが出るとみられる。

 ドル高を意識しながら勢いを探る展開。
目立った材料はなく、注目は米長期金利の上昇動向と、北朝鮮などの動向といったところ。

【本日の戦略】押し目買い

 ドル高基調は継続も週末ということで高値で買いたくはないといったところ。
押し目を待って丁寧に拾いたい。110円台維持を基本に、買い下がりという印象で、この場合大台をしっかり割るといったんストップ、

 デイトレはもう少しは止め110円台後半レンジを意識での回転からか。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅

minkabu PRESS編集部 山岡和雅

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶグループに入り、現在、株式会社みんかぶ編集部外国為替情報・商品先物情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」スバル舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香出版社など