振幅の中、ドル買い優勢に

忙しい人のサマリー

振幅の中、ドル買い優勢に

ユーロドルは政局リスク後退で一時上昇も続かず

【東京市場】109円台後半でもみ合い

 週明け四日の東京市場で、ドル円は109円60銭台を中心としたもみ合いが続いた。
 先週末109円台半ばで引けた後を受けての週明けの市場。週末のG7で議長総括として「世界経済システムの信頼性を損なうとして懸念を示した」と米国の保護主義的な姿勢を牽制したことなどから、若干下げて始まり、早朝に109円台半ば割れを付けたものの、すぐに109円台半ばを超えると、その後はもみ合った。
 午前中は仲値にかけてのドル買い需要に109円77銭と今日の高値を付ける動きも、仲値後に少し落とすと、その後は109円60銭台を中心にほぼ膠着していた。
 イタリアの政局不安が一服したユーロは比較的堅調な動き。先週末の米雇用統計の好結果を受けたドル高に一時1.16台前半まで落とされたユーロドルは、週明けも朝方は1.1650台での推移となったが、その後じりじりと上昇し、1.17に迫る動きを見せている。

【ロンドン市場】いったん調整

 高値トライの動きも直近高値圏で上値を抑えられていったん調整に。
 ドル円は109円台半ばを挟んでのもみ合いから、午後にいったん109円30銭台まで調整も、下値では買いが出る流れに。

 イタリアの政局懸念が後退したこともあり、ユーロは基本的に堅調。
 朝方1.17台をしっかり買いあがり、1.17台での推移に。ユーロ円も一時128円台後半まで上昇。

【NY市場】ドル高円安

 ロンドン市場午後の下げが一服し、一転してドル買いの動き。東京市場の高値を超えて上昇も、110円手前の売りに頭を抑えられる格好に。
 
 ユーロドルは値を落としており、ドル全般に上昇傾向。目立った材料は見られず、調整などが主体の動きとみられた。

 ポンドドルなどでもドル買いが目立ち、ドルは全面高基調へ。

 前週末の米雇用統計の好結果などを受けて、ドル買いに安心感が出ており、政治リスクなどが後退する中でドル高が優勢となった格好。

【本日の見通し】上への期待続く

 110円手前の売りに頭を抑えられているものの、期待はまだ上方向。
 ドル円は110円超えのタイミングを計る展開に。
 大きな材料に欠けるものの、下値しっかり感が強く、レンジがやや上にシフトする中で、110円手前の売りで流れを抑えきるのは難しそう。

 クロス円もリスク選好の流れの中で基本的には上方向。円安の動きがやや優勢に。

 ユーロドル、ポンドドルなどはやや方向感をなくしている。
 政治リスク後退は買い材料も、指標関連は弱めの数字が目立っており、経済動向に目が向くと、ユーロなどを買いにくい面も。

【本日の戦略】押し目買い

 上トライを基本戦略に。
 ただ110円手前を買い上げる動きには慎重な姿勢も。突っ込んだ買いを避け、109円台前半を中心とした買い下がりが基本。

デイトレはもう少し早めに買いからで、上トライの勢いを確認。すぐに止めるつもりで回転数を増やす。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅

minkabu PRESS編集部 山岡和雅

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」スバル舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香出版社など