トランプ発言などありドル買い続かず

【著者】

忙しい人のサマリー

トランプ発言などありドル買い続かず

ユーロはしっかり。ポジション調整主体か

トルコ大統領選は現職のエルドアン大統領が勝利宣言

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【東京市場】対資源国通貨などでややドル安

 22日の東京市場で、ドル円は110円を挟んだ展開に。昨日のNY市場で利益確定の動きや世界的な株安の動きなどを嫌気して109円台まで売りが出たドル円は、東京朝に110円台を回復し、揉み合いに。大台を維持しきれずに落ちているものの、全体のレンジは23銭程度と落ち着いた展開になった。

 一方ドル円を除くとややドル安に。ユーロドルが1.1601近辺から1.1630台まで上昇。ポンドドルが1.32台前半から後半へ上昇と、全般にドル売りが目立った。

 OPEC総会を控えて原油がしっかりとなったこともあり、資源国通貨も対ドル中心に買われました。豪ドルドルが0.74台を一時回復。NZドルは0.6850台から0.69台を回復と、かなり強めの数字となった。

【ロンドン市場】朝方円買いも、その後回復

 朝方はドル円が109円80銭台を付けるなど、円高が優勢になる展開が見られたが、その後切り返し、逆に110円20銭台と、東京市場の高値を超える展開に。

 ユーロは対ドル、対円でしっかりの展開に。
PMIはまちまちで反応しきれずも、その後のポジション調整買いが目立った。

【NY市場】朝方トランプ発言で円高

 朝方にトランプ大統領がツイッターで欧州からの自動車関税についての発言を行い
ドル安円高の動きに。

 110円を割り込み、109円80銭台を付ける動きとなったが、ある程度は想定内の反応であり、下げも限定的に。

 ユーロはロンドン市場に続いて上昇。
PMI非製造業の強さなどが材料視されたが、製造業は弱めで材料としては弱く、週末を前にした調整の動きが強まったという印象に。

【本日の見通し】レンジ取引を中心に次の方向性探る

 レンジ取引を中心に次の方向性を探る展開が続く。
 
 109円台半ばから110円台半ばまでのレンジ内での動きを、いつどちらに超えていけるか。
 
 基調はまだ上方向とみているが、通商問題が依然として懸念材料。

 金融政策面での米国の優位性が広がるだけに、通商問題が落ち着くと上方向への期待も。

 警戒材料となっていたトルコ大統領選が現職勝利で終わり、最初の反応はトルコ買いとなったことで、混乱回避の意識が強い。
こちらは円売り材料だが全体へのインパクトは限定的か。

 レンジ取引の中で110円台半ばを意識。

【本日の戦略】押し目買い

 突っ込んだ買いは避けたいところ。ドル円は109円台半ば近くを買いに回りたい。

 デイトレは少し早めに対応も、通商問題は不確定材料が多いだけに、無理は禁物で、早めに見切り。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅

minkabu PRESS編集部 山岡和雅

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶグループに入り、現在、株式会社みんかぶ編集部外国為替情報・商品先物情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」スバル舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香出版社など