対米投資制限への警戒後退がドル買いに

【著者】

忙しい人のサマリー

対米投資制限への警戒後退がドル買いに

ユーロは振幅1.15手前に買い意欲

【東京市場】110円台前半中心

 朝方はドル安円高が優勢となり、一時110円を割り込む場面まで見らえたが、その後回復する展開となった。
 昨日の海外市場でトランプ大統領発言を受けて110円台半ば近くまで上昇、その後少し調整が入ったものの110円台前半で東京朝を迎えた。
 日経平均が朝から大きく下げたこともあり、リスク警戒の動きが広がり、東京朝はドル売り円買いからスタートし、110円割れに。
 実需がらみの売りが出たとの見通しも流れていた。 110円割れから値を戻すと110円10銭台に戻してもみ合いに。 午後に入って、日経平均がプラス転。リスク先行の動きが広がり、110円30銭台まで大きく上昇。 その後も高値圏もみ合いが続く展開となった。

 ユーロドルが1.1550-80でのレンジ取引となるなど、落ち着いた動き。

 早朝に政策金利の現状維持が発表されたNZドルは、声明でCPIの今後の上昇の可能性を指摘し、いったん上昇も続かず。対円で75円台、対ドルで0.68台を回復も、すぐに値を落とした。

【ロンドン市場】EUサミットを控えて調整ムード

 ユーロはしっかり。EUサミットを前に調整のムードが広がっている。
もっとも、主要議題は移民問題で、ドラスティックな進展も難しく影響は限定的となりそう。

 ドル円は110円台前半での推移が続いた。
米債利回り上昇局面でいったん買いが入ったものの110円40銭台までで、前日NY高値にも届かす。

【NY市場】夕方にドル高円安が進行

 ドル円は110円65銭近辺まで上昇。
金曜日発表の対米投資の制限に関する報告書に対する当初ほど厳しくないとの期待がドル買い円売りを誘う展開となっている。

 ユーロドルはロンドン市場の下げから一転して、朝方買いが入ったがその後値を戻す格好に。

【本日の見通し】上値期待の展開続く

 レンジの中で上値を期待する流れが続きそう。
このところ実需がらみか東京午前に円買いが入るケースが多いだけにいったんは調整が入る可能性も。

 110円台前半がしっかりしてくると、110円台後半から111円にかけての期待が広がってくる。

 ユーロは1.15が近くて遠い。ドル全面高になると流れが変わるか。1.16が重くなってきており、期待は下方向。

【本日の戦略】

押し目買い

週末を前に突っ込んだ買いは避けたいところで、110円台前半での買い下がり、109円80銭割れストップが基本路線。
デイトレではもっと早めに買いからの回転も、長く耐える局面ではないという見方。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅

minkabu PRESS編集部 山岡和雅

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶグループに入り、現在、株式会社みんかぶ編集部外国為替情報・商品先物情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」スバル舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香出版社など