ドル円一時111円台、その後もしっかり

【著者】

忙しい人のサマリー

ドル円一時111円台、その後もしっかり

独政局懸念広がるも、NY午後にCSUの離脱回避で落ち着く
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【東京市場】リスク警戒が円高誘う

 午前中はドル高円安が進行。ドル円は10時過ぎにファンドがらみの大口の買いが入ったとのうわさで急騰。111円の大台を超えて111.06円を付ける動きに。
 目立った材料が出たわけではなく、先週後半のリスク選考の動きがドル高円安に。
 しかし、後場に入って、雰囲気が一変。株安が進む中で、リスク警戒の動きが広がり、110円60銭台と、基本的に往って来い。
 日経平均が500円超の下げとなるなど、株安の動きが加速する中で、ドル円の頭が重くなった。
 株安の理由はいまいちはっきりせず。中国株安がきっかけとなっており、米中貿易戦争が重石となっていたが、午前中かが状況が大きく変わったわけではない。
 ユーロドルは対円でのユーロ売りに押されて1.16台後半から前半に。
 メルケル首相率いる与党CDUと長年連立を組んでいるCSUとの対立にユーロ売りが広がった面も。週明け、先週末から下げて始まり、少し戻したが、戻り一服後はじりじりとユーロ安に。

【ロンドン市場】反落ももみ合い

 ドル円が111円台を維持できず反落した東京午後の流れから
じりじりと買い支えに。

 ユーロはもみ合いと、この時間帯は方向性が出ていない。

 ユーロは独政局懸念に加え、PMIがいまいち冴えず買いに勢いがない。

【NY市場】もみ合い続く

 もみ合いが続く展開に。
ドル円は110円台後半推移。
東京時間につけた111円が近くて遠い。

 もっとも下げはほとんど見られずしっかりとした展開に。

 ユーロはもみ合いから1.15台へ下落する展開。
独政局懸念が広がっているが
午後に入ってCSU党首の辞任撤回がみられ懸念が一服。
連立崩壊が避けられたことでユーロ買い円売りに。

【本日の見通し】上値期待

 ドル高円安の流れが継続、上値トライに期待感が広がっている。
ドル円は111円台から調整が入ったものの、110円台後半推移と
下値しっかり感が広がっており、
流れの中で再び上値を試す可能性が高そう。

 ユーロドルはもみ合い。
1.17が重くなっており、頭を抑える格好に。
独政局問題が落ち着くまでは上下ともにやりにくい面も。

 

【本日の戦略】押し目買い

 押し目買いの流れが継続する展開に
ドル円は111円台トライの可能性が高いが
突っ込んだ買いを避けたいところで110円台での買いを中心に。
デイトレも買いからだが111円台が重いとすぐに止めて回転。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅

minkabu PRESS編集部 山岡和雅

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶグループに入り、現在、株式会社みんかぶ編集部外国為替情報・商品先物情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」スバル舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香出版社など