【来週の注目材料】イベント目白押し<米FOMC、雇用統計など>

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 来週はイベントが目白押しの週となっています。

 主なものだけでも、30日、31日の日銀金融政策決定会合、31日の米PCEデフレータ、31日、1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)、1日の米ISM製造業、2日の英中銀スーパーサーズデー、3日の米貿易収支、雇用統計があげられます。

 いずれも相場が大きく動いてもおかしくない材料ですが、中でも注目を挙げると、FOMCと米雇用統計の2つ。

 米FOMCに関しては、今回の会合は参加メンバーによる経済や金利に関する見通し(プロジェクションマテリアル)の発表やパウエル議長の会見などが予定されている回ではなく(年8回のFOMCの内、交互に年4回が会見などあり、年4回がなし)金融政策が変更されるとみる向きはほとんどありません。

 ただ、その次、9月の利上げを見込む動きが広がっており、声明などで次回の利上げに向けた地ならしがされるのではとの期待が広がっています。

 パウエル議長は、議会証言などで、漸進的な利上げ姿勢を継続する姿勢を示しており、今回のFOMCでの声明で次回利上げに向けた力強い表現が出てくると、ドル買いにも安心感が広がりそう。

 その他声明の中での注目ポイントとしては、ここにきて縮小が目立つ長短金利差(イールドカーブのフラットニング)について、言及があるかどうかなどです。

 長短金利差は、歴史的に今後の深刻な景気減速につながるような水準まで大きく縮小しています。 そのため、市場の警戒感を誘っている面があります。。

 また、賃金の伸びの鈍化や、海外経済の不透明感なども気になるところです。
こうしたやや警戒感のある材料に対して、弱気な姿勢を示した場合はドル売りが強まる可能性も。

山岡和雅

minkabu PRESS編集部 山岡和雅

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶグループに入り、現在、株式会社みんかぶ編集部外国為替情報・商品先物情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」スバル舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香出版社など