トランプ大統領が利上げ姿勢批判でドル売り

【著者】

忙しい人のサマリー

トランプ大統領が利上げ姿勢批判でドル売り

トルコ懸念が一服で上昇気味のところで、流れが変化

-+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–

【東京市場】週明けは比較的落ち着いたスタート

 週明け、前週末のNY市場終値付近で始まったドル円は、米国がトルコに拘束されている米国人牧師の問題で、トルコの国営銀行の救済を牧師解放の条件としたトルコ政府の提案を拒否と報じられ、やや円高に。
 もっとも、同問題に関しては解放まであらゆる論議を拒否すると、条件付けなどを以前から米国側が示していたこともあり、影響は限定的なものにとどまった。
 その後はじりじりとドル買い円売りの動きも、値幅は小さく、落ち着いた動きに。

 本日が短縮取引となり、明日から金曜日までお休みのトルコリラ相場がやや落ち着いたリラ買いになっていたことも、ドル円の買いを誘った。

 ユーロドルは1.14台前半推移。1.14台にしっかり乗せてきた先週末の流れを受けて、堅調地合い継続も、続かず。

【ロンドン市場】ユーロ売り広がる

 ブレグジットの交渉再開報道が、ユーロ売りポンド買いの流れにつながった。

 1.14台でのユーロドルの買いに慎重な姿勢も、ユーロ売りの動きにつながった。
 
 一方でポンドは対ドルでもしっかりの展開に。ポンド円も141円台にしっかりと乗せる展開。

 ドル円はもみ合いが続くなか、若干しっかりで110円台後半推移。
 
【NY市場】トランプ発言でドル売り

 トランプ大統領がハンプトンでのパーティーで、パウエルFRB議長の利上げ路線に不満を漏らしたと、通信社ブルームバーグが報じた。

 中国、欧州が為替を操作、中国との今週の協議に多くを期待せずとも発言したと報じられており、ドル売りの動きが広がり、ドル円は110円ちょうど近辺に。

 その他通貨でもドル売りが進行。1.14割れをロンドン市場で試したユーロdロウは1.1480台まで上昇。

本日の見通し】ドル安基調が強まる可能性

 トランプ大統領がFRB議長の利上げ路線に不満をしっかりと示したことで、今週金曜日のパウエルFRB議長によるジャクソンホールでの演説への注目が集まる展開に。

 それまでは様子見も頭の重い展開となりそうで、110円台半ば手前では売りが出る流れに。

 ユーロドルの1.13台がしっかりで、ドル売り基調が全般に広がっていることも、ドル円の重石となりそう。

【本日の戦略】戻り売り

 戻り売りの流れとなりそう。
週末まで基本的に頭の重い展開が続くか。
トランプ大統領発言自体がこれまでと大きく姿勢が異なるものではないが
タイミング的な問題もあり、売りを誘う流れに。

 ドル円は110円台での売り上がり、できれば110円半ば近くで売りに回りたい。
デイトレは早めに売りに回っての回転も。
※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅

minkabu PRESS編集部 山岡和雅

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶグループに入り、現在、株式会社みんかぶ編集部外国為替情報・商品先物情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」スバル舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香出版社など