円安基調継続

忙しい人のサマリー

円安基調継続

ドル円以外はドル安進み、ドル安円安に

パウエルFRB議長の講演が意外と強く色が薄かったとの判断
-+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–

【東京市場】ドル円しっかり、クロス円も買いが入る

 ドル円は111円49銭を付けるなど、ドル高円安基調が継続した。昨日の海外市場はドル高主導でのドル円の上昇となったが、東京市場は日経平均の大幅上昇などを受けて円安が主導する展開で、ユーロ円などクロス円も軒並みしっかりとなった。

 ユーロドルは対円での買いもあってしっかり。1.15ちょうど手前の買い意欲が意識され、短期筋などからのユーロ買いが入った。

 その他目立ったのは豪ドルの上昇。ターンブル首相に対する不信任が広がる中で、与党自由党は議員総会で党首選を実施。ターンブル首相は党首選に出馬せず、退陣を決めた。党首選では決選投票ののちモリソン財務相が反ターンブル派のダットン前内相を破って勝利し、次期首相に決定した。ポピュリズム的な色合いの強いダットン氏に比べ、基本的にターンブル路線を踏襲するとみられるモリソン財務相の就任は市場に安心感を与え、豪ドルの買いにつながった。

【ロンドン市場】ドル安円安

 この後のジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演を控え
様子見ムードの中、ドル安円安。

 欧州通貨買いの動きが優勢。
 とくに買いが目立ったのはポンド。対ドル、対円だけでなく対ユーロでも買いが出ていた。
 
 ユーロは伊と仏の金融機関合併報道が買いを誘った面も。

 ドル円は111円台前半でのもみ合いが続いた。講演前の様子見が広がっていた。
 
【NY市場】議長講演は意外とハト派

 議長講演については意外とハト派との見方が広がった。
もっとも基本姿勢について大きな変更があったわけではなく
2%超え後の加速の明らかな兆候なく、加熱リスク高まっていないとの発言が
強気路線を期待していた市場の失望を誘った格好。

 ドル円は111円台維持も一時値を落とす動きに。

 ユーロドルが一時1.1635近辺を付けるなど、
欧州通貨買いドル売りの動きも。

【本日の見通し】ドルは堅調

 今週はそれほど目立った材料は予定されていない。
注目は長期の連休明けとなったトルコ情勢であるが、
週明けはリラ買いで始まっており、落ち着いた動きに。

 ドル円は先週末のパウエルFRB議長の講演後に広がったドル安局面でも
111円台を維持する展開となっており
下値しっかり感が強い展開に。

【本日の戦略】押し目買い

 
 ドル高円安基調が継続するとみられる。
懸念された週明けのトルコリラ情勢が落ち着いており
リスク警戒後退でのクロス円の買いも期待されるところ。
 
 ドル円は111円近いところからの買いを狙いたい。
目先は110.80割れでストップ。
 デイトレは押し目が小さい状況を意識して早めに買いからの回転のイメージ。
111円割れではいったんポジションを閉じて様子見といった印象。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅

minkabu PRESS編集部 山岡和雅

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」スバル舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香出版社など