欧州通貨高強まる

【著者】

忙しい人のサマリー

欧州通貨高強まる

新興国懸念が継続

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【東京市場】一時ドル高円安も続かず

一時111円71銭を付けるなど、ドル高円安の動きが広がったが続かず。

 ごとうびということで仲値がらみのドル買い円売りが入り、それまで頭を押さえてた111.50-60近辺の売りを崩して大きく上昇。もっとも、すぐに値を戻し、その後はもみ合いという流れに。

 昨日の対新興国通貨を中心としたドル買いに1.15台前半まで下げたあと1.15台後半で朝を迎えたユーロドルは1.16台を回復する動きも、午後に入って再び1.15台に。

 10時半に発表された第2四半期GDPが強めに出たことで買いが広がった豪ドルは、10時45分の中国財新サービスPMIが少し弱めに出たことで調整が入り、上昇分を打ち消す格好に。

【ロンドン市場】円買い知事広がる

 円買いの動きが一時広がったが、その後回復。
アジア株の下落が目立ち警戒感が強まった。
特に香港ハンセン指数などの売りが目だった。

 その後はイタリア予算方針がEU規律に基づいたものとなりそうとの報道で
ユーロ買いの動き。

 ドル円は111円台後半での推移。

【NY市場】合意なき離脱への警戒感後退

 欧州通貨高が広がった。
EU離脱でドイツと英国が主な要求を取り下げとの報道があり
合意なき離脱への懸念が後退した格好に。

 ロンドン午前に下げたユーロドルが1.16台にしっかりと乗せている。

ドル円は111円台半ばでのもみあい。
 
 新興国警戒感は継続。

【本日の見通し】次の流れ探る

 対中追加関税発動への産業界からの意見公聴(パブリックコメント)期間が今日で終わり
2000億ドル規模の追加関税がすぐに発動される可能性がある。

 この場合、いったんリスク警戒が広がる可能性があるが、
これまでのように同額の関税を(物理的に)かけられない中国の対応が難しく
米ドルに関しては買いが広がる可能性も。
(関税率の引き上げで対応との報道も、米国側も追随して引き上げると身動きが取れない上に、
 さらなる3000億ドル規模の追加関税発動に動く可能性も)
市場の反応が難しいこともあり、それまでは様子見ムードも。
111円台を中心としたレンジ取引か。

【本日の戦略】

 レンジ取引を中心に。

 ドル円は111円台でのもみあいが基本。
新興国通貨売りの動きへの警戒感が継続し、頭は重いが
中国の追加関税への反応が微妙。

 

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅

minkabu PRESS編集部 山岡和雅

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶグループに入り、現在、株式会社みんかぶ編集部外国為替情報・商品先物情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」スバル舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香出版社など