株の調整など受けて円高広がる

【著者】

忙しい人のサマリー

株の調整など受けて円高広がる

イタリアの予算問題への警戒感が広がり、ユーロ売りの流れ

金曜日の雇用統計は雇用者数が予想を大きく下回るも、その他勘案するとまずまず
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【5日の市場】

 ゴトウビに絡んで仲値でドル買いが入る114円10銭近辺を付けたが、すぐに113円台に戻してもみ合いに。
 114円台の重さが意識されて、その後は113円台後半もみ合いで21時半の米雇用統計待ち。
 ユーロドルは一時ドル買い先行で1.14台後半も、1.15ばさみでもみ合いに。
 雇用統計は雇用者数が予想を大きく下回ったものの、m前回値、前々回値が大きく上方修正されており、均すと大きな動きではないという見方。
失業率の過去最低水準への低下もあってリスク警戒の動きにはつながらず。
発表後は一時114円近辺もすぐに戻り売り
ハイテク関連株安もあって、その後は調整が主体に。

【9日の市場】

 週明け、1週間の長期連休(国慶節)が明けた中国株式市場が大幅安を記録したこともあり、警戒感が継続。
ロンドン市場に入ると、欧州株、米株先物の下げが厳しく、一気にリスク警戒の円買い、ドル円以外のドル買い、欧州通貨売りの流れに。
ユーロに関してはイタリアの予算問題などへの警戒感が継続。
ポンドに関しては先週同様に合意なき離脱への警戒感が強い。

 ドル円は113円70銭台からロンドン市場午前に113円20銭台まで一気に値を落とし
その後いったんもみ合い。

 NY市場に入ってハイテク関連株などがさらに売られる中で、113円の大台を割り込む動きとなり、112円82銭近辺まで一時下げ幅を広げた。
イタリアの予算問題への警戒感からのユーロ円の売りなども重石に。
引けにかけてはダウ平均の下げ止まりなどもあって113円台を回復。

【本日の見通し】頭の重さどこまで

 東京勢・NY勢の多く(銀行などは休業も株式・商品市場は開いていた)が不在の中で
ドル売り円買いが広がった。

 ドル円はいったん112円台まで値を落としたことで、下がりやすくなっているが、一気に値を崩すだけの材料にも欠けている。
株式市場動向などを確認しながら流れを確認する展開に。

 113円台前半を中心に112円台に落ちる場面も意識しての流れか。

 今週は米物価統計の発表などがあり、やや弱めの数字が見込まれているだけに、頭の重い展開が続く可能性も。

【本日の戦略】レンジ意識

 基本は押し目買いの流れ。
112円台での買い下がりを意識し、ストップは112円台半ば割れという印象。もっとも、調整の勢い次第の面も。
デイトレはもう少し柔軟に見て、上値が重いようならば、113円ばさみでのレンジを意識して売りから入る流れも。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅

minkabu PRESS編集部 山岡和雅

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶグループに入り、現在、株式会社みんかぶ編集部外国為替情報・商品先物情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」スバル舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香出版社など