ポンド、英離脱条件合意見込み報道で一気に買われる

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忙しい人のサマリー

ポンド、英離脱条件合意見込み報道で一気に買われる

ドル円は113円ばさみ
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【東京市場】午前に112円台も、午後は少し戻してもみ合い

 ドル円は113円10銭近辺での推移。リスク警戒感の拡大もあって、昨日の海外市場で112円80銭台まで値を落とし、113円台で迎えた連休明けの東京市場。
 午前中に112円台に値を落とす場面も見られたが、海外市場の安値には届かず、113円台を回復してもみ合いとなった。
 昨日のアジア株安もあって、連休明けの売りが見込まれていた東京株式市場は、寄り付きから大幅安。午後に入って下げ幅を広げるなど、株安の動きが継続し、リスク警戒の円買いも。
 ユーロドルが午後に1.15台を回復も続かずになるなど、欧州通貨安の流れは継続。

【ロンドン市場】欧州通貨売り

 英保守党でEU離脱をめぐって造反議員との報道でまずはポンド売り。
さらにイタリア債の利回りが上昇(国債価格が下落)で、イタリアの予算問題への警戒感が広がりユーロ売りとなり、
欧州通貨売りの動きに。

 ユーロドルは1.14台半ば割れで8月20日以来の安値圏。

 ドル円は113円台前半での推移が続いた。
欧州通貨安ドル高の流れや、米債利回りの上昇などを受けて113.39近辺まで一時上昇も、その後対円での欧州通貨売りに押されてやや円高が優勢となり113.10近辺に。

【NY市場】戻り売り

 戻り売りの動きがひろがり、夕方に再び112円台に値を落とした。
G20を前にした米中通商問題への警戒感などが重石となっている。
 
 ポンドは米紙が15日までに離脱条件で決着の可能性と報じ、一気にポンド買いに。ユーロもポンドに連れ高となっている。

【本日の見通し】調整意識

 G20までは不安定な動きが続きそう。
113円ちょうどを挟んでのレンジを中心にした取引か。
112円台半ば手前では買い意欲、逆に113円台半ば手前では売りが出る流れ。

 米中の通商摩擦問題への警戒感とイタリアの予算問題が頭を抑える展開が続き、積極的なドル買いは難しい。
米10年債利回りが、NY市場で少し調整も3.2%台でとどまるなど、高め推移が続いており、ファンダメンタルズ的にはドル買いの流れに。

【本日の戦略】押し目買い

 
 調整ムードも欧州通貨売りが収まったことで下値を積極的に売る流れにもなっていない。下がったところでは買いが出る流れに。

 ドル円は112円80銭台からの買い下がりを意識。112円台半ば割れではストップ。
 デイトレは早めに買いに回って113円ばさみ。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅

minkabu PRESS編集部 山岡和雅

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶグループに入り、現在、株式会社みんかぶ編集部外国為替情報・商品先物情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」スバル舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香出版社など