株が崩れ、円高進行

【著者】

忙しい人のサマリー

株が崩れ、円高進行
 
大統領の低金利志向も重石
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【東京市場】ドル円113円ちょうど近辺もみ合い

 ドル円は113円ちょうど近辺でのもみあいとなった。午前中にいったん113円台をを回復した後、マイナスに転じた日経平均や売りが広がった中国株式市場動向などを嫌気して113円割れ。もっとも、後場に入って東京株式市場が回復。中国株も一時プラスに転じるなど、リスク警戒の動きが後退し、113円台に戻すなど、一方向の動きにはならず。

 ブレグジット関連での合意期待が昨日の米紙報道で広がっており、ポンドは1.31台前半から1.3170台までの上昇。昨日1.30台前半から上昇してきており、勢いは落ち着いたが流れはまだ上方向に。

 ユーロドルもポンドの上昇もあってしっかり。1.15台での推移に。

【ロンドン市場】ドル円113円台前半

 この時間帯はドル買いの流れ
ドル円は113円台ちょうど近辺から113円台前半へ。
一時113円28銭近辺まで。
ユーロドルが1.1510台から1.15を割り込むなどドルはこじっかり。

 ユーロはイタリア債の利回り上昇などが重石になった面も。

 ポンドは振幅。ブレグジット関連への期待感が序盤にポンド買いも
動きが続かず値を落とした。 
 
【NY市場】株が大きく値を崩す

 株安の流れが止まらず、ダウ平均が800ドル位超の下げを記録する中で
リスク警戒の円高が進行し、ドル円は112円台前半へ。

 トランプ大統領がFRBは常軌を逸していると発言し
利上げ姿勢を強く批判したことなども重石となっている。

 米中の通商摩擦問題への警戒感も株安に寄与。
G20を前に神経質な動きも。

【本日の見通し】調整意識継続へ

 米株の大幅安を受けて警戒感が広がっている。
米中の通商摩擦問題への警戒感も継続。明日のG20までは大幅な反発も難しい。
トランプ大統領の低金利志向については
以前からわかっていたことであり、反応が難しい。
そもそも政治家は低金利志向を示しやすいため、中央銀行に独立性が必要な面がある。
パウエル議長などが大きく姿勢を変える可能性はまずなく
反応しすぎないようにしたいところ。

 とはいえ、株安の影響が続きドル円は111円台に突っ込む可能性も意識したい。
112円台前半を中心に、少し広めのレンジ取引。

【本日の戦略】戻り売り

 根底にあるリスク警戒が米中の通商摩擦問題だけに
G20までは積極的な反発も難しそう。
突っ込んだ売りは避けたいところで
戻り売りの流れに。

 スウィングは112円台後半待ち。デイトレは打診売りからの回転。
どちらもストップは比較的早めに113円台まで耐えるような相場には見えず。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅

minkabu PRESS編集部 山岡和雅

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶグループに入り、現在、株式会社みんかぶ編集部外国為替情報・商品先物情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」スバル舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香出版社など