ポンドがブレグジット交渉進展期待で大きく上昇、ドル円は調整目立つ

忙しい人のサマリー

ポンドブレグジット交渉進展期待で大きく上昇、ドル円は調整目立つ

英金融サービス関連の重要項目の合意報道がポンド押し上げ
スーパーサーズデーは想定範囲内か、物価見通し引き上げも19年末からの景気拡大見込みが好感

【東京市場】ドル円は112円後半

 ドル円は112円台後半での推移が続いた。昨日のNY市場でポジション調整意欲などに113円を割り込んで迎えた東京市場。
 東京朝型は少し買い戻しムードも、NTTドコモの値下げ報道を受けたAU(KDDI)とソフトバンクの大幅安などに押されて、日経平均が軟調地合いとなったこともあり、112円台後半での推移が続いた。

 上海総合が1%を超える上昇、米株先の上昇などもあり、下がったところではドル買いが出る流れで、下値はしっかり。

 ポンドは堅調。ブレグジット交渉でのポイントの一つ
英国の金融サービスの欧州市場へのアクセスが可能になることについて合意との英紙報道が
ポンドの急騰を誘った。

【ロンドン市場】株高好感、ポンドは堅調

 株高の動きが続き、円安の流れに。
欧州株が堅調でユーロやポンドは対ドルで買い。

 ポンドはブレグジット交渉進展期待が買いを誘う流れとなっており、この時間帯もしっかり。
スーパーサーズデーは大きな波乱無し。
物価見通しが引き下げも、直近の物価動向から想定内との判断。

【NY市場】ドル円に調整

 ドル円がじりじりと調整され、夕方には112円60銭台に。
ISM製造業の弱さが嫌気された格好。
同指標は輸出部門の落ち込みが目立っており、通商摩擦問題の影響が懸念された。

 株はしっかりで112円台半ばを維持する展開も、ポジション調整の動きに戻りは鈍いという流れ。

 ポンドの買いは継続で1.30台を回復する展開に。
英中銀の議事要旨で2019年終盤からの景気過熱見通しがみられ、利上げ基調が早まるのではとの思惑も。

【本日の見通し】雇用統計待ち

 雇用統計はかなりしっかりとした数字が期待されている。
前月ハリケーンの影響から弱めだった雇用者数もしっかりと増加見込み。
もっとも来週火曜日の中間選挙を前に影響はどこまで。
113円台回復は期待できても、高値からの買いには慎重姿勢か。

 弱めに出た場合の売りも限定的。112円ちょうど近辺では買いが出そうで、基本的にはレンジを意識した推移に。

【本日の戦略】雇用統計後も突っ込んだ売買は避けたい

 雇用統計まではスウィングは様子見。デイトレはレンジ決め打ちでの推移。

 雇用統計後は結果に沿った展開も突っ込んだ動きを避け、週末を前にある程度の振幅を意識しての売り買いに。
流れはまだ上方向とみており、押し目買いの方がやりやすそう。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅

minkabu PRESS編集部 山岡和雅

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」スバル舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香出版社など