ドル買い優勢も中間選挙にらみ上値での買いには慎重

ドル買い優勢も中間選挙にらみ上値での買いには慎重

ポンドは上昇傾向継続、ブレグジット交渉合意期待強い
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【東京市場】ポンド買い進む、豪中銀は予想通りで反応鈍い

 ドル円は113円台前半での推移が続いた。本日の米中間選挙を前に様子見ムードが広がった。レンジは朝から19銭となっており、上下ともに動きにくい展開に。
 ユーロドルも15ポイントレンジでの推移。1.14割れを付けるなど若干頭の重さも、値幅は抑えられた。
 ポンドはこのところの上昇基調が継続。英紙がアイルランド国境問題に関して、EU側の妥協提案を報じ、ブレグジット交渉の進展が期待されたことで、ポンド買いが強まる場面も。
 12時半に中銀の金融政策発表のあった豪ドルは、0.72台前半推移。声明でのGDP見通しが若干強気なものとなったが豪ドル買いの動きは限定的。

【ロンドン市場】円売り一服もしっかり。

 ドル円は113円台前半推移。
朝方は東京の高値を超えて、直近で上値を抑えていた113.30/40の抵抗水準を超え、113.45を付ける動きも、その後失速。
米中間選挙の投票が始まる中で、上値追いに慎重な姿勢がみられた。

 ユーロやポンドなども対ドルで朝方は上昇。
クロス円での買いが目立つ展開で、対ドルでも欧州通貨高となったが、勢いが続かず、少し調整が入ってもみ合いに。

【NY市場】一時113円台半ば

 NY午後にロンドン市場朝方の高値を超えて113.50近辺を付けるなど、しっかりの展開が目立った。
 もっとも、113円台半ばからの買いには慎重な姿勢がみられ、高値圏でのもみ合いとなった。 中間選挙の大勢が判明するのは7日東京午後とみられるだけに、この時間帯での積極的な動きが手控えられた格好。

 ポンドはしっかり。EU離脱交渉合意への期待感が続いており、
底堅い展開となっている。

【本日の見通し】中間選挙次第

 中間選挙次第といったところ。
上院では共和党の過半数確保がほぼ確定的とみられる。
焦点は下院で、世論調査状況では民主党がやや優勢も、世論調査の差は誤差の範囲にとどまっており、共和党勝利でもおかしくない。
そもそも2年前の選挙では世論調査以上に共和党の得票があっただけに、このあたりを加味するとほぼ互角という見方もある。
 
 現状の見通し通り上院共和・下院民主となると、ややドル売り、両院民主に予想外に決まると大きくドル売り、
両院共和という現状を維持した場合はドル買いという見通しが強い。

 互角州の多いカリフォルニアやペンシルバニアの状況をよく見ていきたいところ。
 

【本日の戦略】結果次第

 結果次第だけにで無理をせず。
選挙速報などを確認できる場合は、状況を確認しながらの動きに。
但し、状況の変化に逆に言った場合は要注意で持ちすぎないことが重要。
とくに現状の予想である上院共和下院民主の場合は動きが不安定になり、ドル売りとは言い切れない場合も。
 
 速報を確認できない場合はいったん様子見に回る手も。中長期的な流れができるとみられ、チャンスはまだまだある。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅

minkabu PRESS編集部 山岡和雅

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」スバル舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香出版社など