株安がリスク警戒誘うもドル高がより優勢

株安がリスク警戒誘うもドル高がより優勢

ユーロドルはポイントの1.13割りこみ、下げが加速

【東京市場】ドル高円安の流れ強まる、欧州通貨は対ドルでも軟調

 週明けの東京市場。ドル円は114円台を回復する動きとなった。
 前週末の海外市場での株安の流れを受けて、朝方は弱く始まった東京株式市場や、中国・香港など東アジアの株式市場が、その後買い戻され、プラス圏推移となる中で、リスク選好の動きにつながった。
 ユーロドルやポンドドルなども頭の重い展開が続き、ドル円以外でもドル高が進行。
 今日はベテランズデーで米国が祝日となり、債券市場などが休場となることもあり、目立った材料が出たというわけではないが、ここにきて不透明感が強まるブレグジット交渉への警戒感などが欧州通貨売りを誘った格好。

【ロンドン市場】ユーロドルポイントである1.13割り込む

 ドル高の流れが強まる中で
ドル円は113円台後半。

 ユーロドルはこれまで下値を支えてきた1.13を割り込み、一気に値を落とす格好に。

 何度も下値を支えた水準だけに割り込むとストップを巻き込んで売りが出た格好で、一気に1.12台後半を付けると、その勢いのまま1.12台半ば割れまで。

 こうした動きに寄り付きは買いが優勢で始まった欧州株がマイナス圏に値を落とす展開に。

【NY市場】株安ももみ合い続く

 ベテランズデー(退役軍人の日)で祝日。株式市場、商品市場などは開いていてが、銀行は基本的にお休みで、債券市場などが休場。為替市場も参加者が少なかった。
 ドル円は113円台後半での推移が続いた。株安を嫌気して円買いが入る場面が見られたが、113円66銭近辺まで。その後の戻りは113円90銭近辺までと、上下ともにポイントまでと届かず。
 先月就任したサンフランシスコ連銀のデイリー総裁が12月の利上げ及び来年少なくとも二回の利上げに言及したことなどが支えに。同総裁はハト派的な志向とみられている。
 ロンドン市場でポイントである1.13を割り込んだユーロドルは1.12台前半の弱め推移。

【本日の見通し】ドル買いの流れ継続へ

 NY市場で大きな株安が進むも、ドル円の下値はしっかり。
ユーロドルやポンドドルなどでのドル買いが進むという展開で、ドルの地合いの強さが印象的となっている。

 アジア株が下げて始まると見られる中で目先は調整の動きが優勢も、
下げ止まった後はドル買い円売りの流れが期待されるところ。
113円台半ばが維持されるようだと、ドル買い円売りに。

【本日の戦略】じっくり押し目買い

 ドル円はじっくりと押し目買い
目先は113円台半ばのサポートを確認してからの動き。
待ちに徹するならばもう少し下113円台前半で拾いたい。
デイトレは早めの取引も113円台後半のレンジを意識

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」スバル舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香出版社など