株安などがリスク警戒の円買い、ドル円以外ではドル買い

株安などがリスク警戒の円買い、ドル円以外ではドル買い

ポンド売りが特に目立つ、ブレグジット交渉への警戒が強い
-+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–

【東京市場】ドル円114円割れも高値

 ドル円は朝方の114円台を維持できず、113円台人を落としたが、押し目も限定的でしっかりの展開に。
 前日のNY市場でFOMCの後に強まったドル高の流れを受けて114円台まで上昇したドル円。朝方もその流れの中で114円台を付けていたが、株安の動きもあって大台を維持できず、113円台に。
 もっとも押し目は113円80銭台までと、限定的なものにとどまった。基調としてのドル買いの意識は変わらず、下がったところでは買いが出ていた。

 ユーロドルは1.13台半ばを挟んでの振幅。前日のドル高に加えて、イタリアの予算問題などを意識しての売りが広がった。

 ブレグジット交渉に関して、楽観論がやや後退しているポンドは1.30台半ば推移。

【ロンドン市場】株安で調整

 株安が目立ち調整ムードが広がった。
原油安なども見られ、総じて調整の意識。
ドル円、クロス円で円買いが優勢でドル円は113円台後半推移。
ポンド円なども値を落とす格好に。

 ポンドに関してはメイ首相がEUに提出する離脱文書が閣内や閣外協力のDUPの支持を得られないとの思惑が重石となっている面も。

【NY市場】ドル円除いてドル買い

 米株安が目立つ展開でドル円ではリスク警戒の円買いも
ドル円を除くとドル買いが目立つ展開に。

 ポンド売りドル買いがきっかけとなった格好。
ロンドン市場同様にメイ首相が11日からの週に提出する離脱文書への懸念が重石となったほか、
ジョー・ジョンソン英運輸担当閣外相の辞任の報道なども重石。
メイ首相は早い段階で臨時閣議を開催見込みも、
英国内の足並みがそろっていないとの思惑も。

【本日の見通し】リスク警戒継続へ

 ドル円はリスク警戒の動きが強まりそう。
大詰めに迫ったブレグジット交渉、
メイ首相の方針が北アイルランドの理解を得られない思惑が広がり
警戒感が強まる格好に。

 米株の弱さに世界的な株安懸念が広がっていることも
リスク警戒の動きを誘っている。
 ドル自体は買い基調で、ドル円の下げは限定的も、クロス円の売りが優勢に。
ポンド円の下げがもっとも目立つ展開。
ブレグジット交渉がらみでもう一段の下げがみられるようだと
ドル円も113円台半ばをトライの動きもありそう。

 

【本日の戦略】押し目待ち

 ちょっと不安定な流れとなっているだけに
ドル円の買いをゆっくりと仕込みたい印象。
目先は円買いが優勢も、続くとは見ておらず、流れは上方向。
113円台前半のしっかり差下限を確認してからの動きに。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」スバル舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香出版社など